サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

送料無料 日付更新(2017年7月)

【HB】お店とネット利用で最大200ポイントプレゼントキャンペーン(~9/30)

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

津波ものがたり

津波ものがたり みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー2件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
2 件中 1 件~ 2 件を表示

津波を正しく理解する本。子供に読ませたいですね。

2003/12/11 19:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:良書普及人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、岩手県の大船渡在住の在野の防災研究家山下文男さんの書かれた「君子未然に防ぐー地震予知の先駆者今村明恒の生涯」を読む機会がありました。この今村明恒先生の伝記本には、戦前の防災教育に向けての努力の跡が以下のように書かれています。

・昭和8年の三陸大津波の被災地を踏査した今村は、今後予想される南海道沖地震とその震災対策、津波対策についてますます焦燥するようになった(実際に昭和19年に東南海地震、昭和21年に南海地震が起きている)。

・昭和7年頃から関係町村の当局者宛に津波対策を訴えていたが、反応は鈍かった。

・一方、今村は震災予防評議会の立場で、小学校の教科書に震災と火災予防のための地震知識を取り入れるように建議した(昭和3年)が、梨のつぶてであった。

・建議書は、文部省の理科教科書編纂委員会に回ったが、委員会は、「地震は難解であり」、「他の事項が多くて割り込ませる余地がない」という理由で「加え難い」とされた。

・昭和10年、今村は、文部大臣や正当の総裁が集まる日本クラブで「地震のABC」という講演を行う機会があったが、これを好機として、「尋常小学校の5年又は6年の教科書に地震の一項を至急追加することを要する」と訴えた。「余地がない」との問題に対しては、「尋常科の教科書をよくよく検討してみると、『南洋にはドリアンという果物が出来る。美味しいけれども、とても臭い』という記事がある。こうした記事を加える余地があるのに地震国、震災国の幼い小国民に地震のことを教える余地がないのは不可解なこと」と指摘した。

・文部大臣も、これに感心し、大臣のお声掛かりで早速尋常科の教科書に地震に関する一文を加えることとなった。一年の作業の後、昭和12年4月の新学期から、小学校の教科書に地震の知識に関する記述がやっと取り入れられた。尋常科2年の修身の教科書に「ものごとにあわてるな」という記述としてこれは実現した。

・同じ年に尋常科5年の国語読本に「稲むらの火」という津波物語が採用された。今村は、この教科書に関連して、後に、教師向けに「『稲むらの火』の考え方について」という長文を執筆している。

・「稲むらの火」は、物語が感動的なこともあり、以後、太平洋戦争が終わって教科書が全面改定されるまで、津波知識の普及に大きな役割を果たした。

・昭和58年の日本海中部地震津波で遠足中の13人の学童が溺死した折りにも、地震・津波の研究者によって、もし、「稲むらの火」が教科書にあったら、子供は遭難しなかったのではないかと言われた。

::::::

来年は、昭和東南海60周年、安政南海地震150周年です。「防災教育」を小学校、中学校の教科書にきちんと位置づけて頂きたいのですが、文部科学省の反応は、戦前の反応と同じで、「ぬかに釘」という雰囲気だと聞いています。

「他の事項が多くて割り込ませる余地がない」

この伝記の作者の山下文男さんは、自らの津波体験を元に、学童防災教育用の本を自分で作り上げています。学者の知見も踏まえた理論的にも正しい本です。全国の小学校の防災教育用副読本に、この本を使ってもらいたいと思います。


このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2011/06/21 06:20

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2 件中 1 件~ 2 件を表示