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読んだの2回目。この本棚に入れるのも2回目。笑 そしてこの本は、間を置いて何度も読んでこそ、意味のある本だと思う。前よりももっともっと深く考えたし、登場人物の生き様に自分を絡めることができた。何か大きな山を越えた経験をしたかのような、読み応えがあった。借りるよりは絶対買うべき本!
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04008
01/31
自分自身に肯定的な感情を持てず、人生のネガティブな部分ばかりに固執してしまうリック、彼と破壊的な感情で結びついていたココは新しい出会によってありのままの愛を与えられていたかつての自分を取り戻す。彼女はリックと彼の息子の元を去ろうとするが破滅型の人生を送ることしかしらないリックを見限ることが出来ず、いつの間にか自分の心にリックが大きな位置を占めていることを知る。そしてリックの事故死がココの心に忘れられない彼の面影を焼きつける。
愛情をストレートに受け入れることができないリックの生きざまが悲痛で、つい感情移入してしまうところ。愛についてのメッセージを生のまま登場人物たちが口にしているのが恋愛模様とあいまって作品を少女漫画的世界にしている。ここはコーティングしてほしかったところ。
アダルトチルドレン的問題のサンプルのようなストーリー。愛情を肯定的に受け入れることの大切さを訴える。それはまた、愛にまだまだ不器用な当時の日本人への問題提起でもあったのか。
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学生当初、恋愛がこれ程純粋であり、それがゆえの心の葛藤が痛く、切なく脆くもあり、強くもあり…。
は、
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人間誰でも他人よりも優位に立ちたいわけで、男は力で、女は愛情で、ってややトラディショナルな設定ではあるけど、うん、分かるなーって話だけども、上に立ちたいって事を認めるわけにはいかない、それじゃ悪者になってしまうから!ってダイの大冒険で言ってた通りじゃないか。
てか借りた本では表紙がバドパウエルみたいなおっさんだったのに、文庫版の表紙は全然印象違うわな。大人の事情かしらん。