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「円紫師匠と私」シリーズ第三作目。
主人公の高校の後輩が、文化祭の準備の最中に屋上から転落した。自殺なのか、他殺なのか…
亡くなった後輩には幼馴染の親友がいた。親友が亡くなった後
悲しみにくれる彼女。
そんな中私のもとに亡くなった後輩の教科書のコピーが届く。
シリーズの中ではシンプルなミステリー。円紫師匠の出番がないと思っていたら最後の最後に…
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すごくミステリーでもないけど、ラストはなんていうか物悲しい感じ。
どうやら円紫さんと私でシリーズのよう。
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今回は短編ではなく長編です。「私」の後輩に起きた不幸な出来事。詩的な文章はとても美しく、ますます北村さんの小説が好きになりました。
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イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387155349.html)
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円紫さんシリーズの3作目らしい・・・
女子高生の転落死とその親友の話。
20年位前に書かれた物だからか、登場する、いわゆる今風でない女子大生、女子高生が自分の学生時代とリンクして懐かしい感じがした。
主人公の「私」の素朴なんだけど、凛とした感じとか、逆に新鮮かも。
淡々と進んでいただけに、ラストにはやられた。
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北村薫さんの著作で、一番最初に読んだ本。
子どもたちの心の傷は、抱きしめられることで癒される、そう強く信じていたい思いにかられた。
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人が死ぬのはつらいですね。
ただの3作目で死なないと信じてなんかないけどつらいですね。
真相を明かしてすっきり解決するはずもなく、おなかの中をきりきりと絞られるようなあとあじです。
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日常の謎系ミステリの先駆けと言われる『空飛ぶ馬』、日本推理作家協会賞を受賞した『夜の蝉』に続く『秋の花』は、シリーズ三作目となる作品です。
この作品はシリーズ初めての長編、そして初めて人の死を扱っています。
平穏な日常は当たり前のものではなく、そのすぐ隣には生死に関わるような、不条理や理不尽なことがあるのだということを、改めて痛感しました。
残酷な運命に翻弄されながらも今を生きることの大切さを、作者は作品を通して伝えようとしているのだろうと思います。
その言葉は普遍的で、きっと年齢に関係なく読む人の心に響き、沁み渡るのではないでしょうか。