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映画の番宣で墨子の教えに興味を持って、読んでみました。 ◆
短い小説ですが、なかなか濃かったです。
◆
兼愛と非攻。 ◆
大国が小国に攻め入るならば、墨家の戦士が科学技術と独自の兵法を伴ってそれを助けに行く・・ ◆
しかしその手段は血なまぐさく、兼愛との矛盾もみられる ◆
なかなか興味深いです。
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中国の春秋時代の墨家を題材にした歴史小説。
これで墨子にハマって色々関連書籍読ませられました。短くて読みやすい作品です。
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プロローグにあたる、「1」の前の文章と「1」のつながりが素晴らしい。いかにも中国古典らしい、理をもって戦を止める逸話にその結末。そしてそこから主題へ。
主題は革離(かくり)という墨者がある辺境の城を守るお話。こちらの結末もまたいい。最後に筆者が語るその後の墨者についての推測も「ほうほう」と梟のような相槌をうちながら拝聴。
ちょっと話がそれるけど、子どもの頃に富本一枝/藤城清治「お母さんが読んで聞かせるお話」で(中国の戦国時代の故事再話?)口をきかない他国の使者とその国の知恵者が謎かけのようなやりとりで戦を止める話を読んでずっと心に残っていたが、このお話の冒頭を読んでそれを思い出した。小さい頃に色々な国のお話を読めたのはありがたいことだったなーと今にして思う。
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天神さんの古本まつり@大阪天満宮で入手。というより、補充のために購入。200円。20年前に持っていたものは、誰かに貸して戻ってこない。短い話だが、城の防衛戦のおもしろさがぎっしりつまっている。南伸坊さんの挿し絵がかわいいが、話にぴったり合っている。攻城兵器、防御兵器も描いて欲しかったな。この「墨攻」も「陋巷に在り」も、絶版重版未定状態のようなのがとても残念だ。
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2014年!
ブクログも利用しはじめて
6年目?になるんだな〜
すごいな〜
「後宮小説」しか読んだことなかった酒見さんの小説
おもしろいにちがいない!
と思ったらすごい面白かったよ〜うわ〜
墨攻って10年くらい前?そんな前じゃないかな
映画であったような気がする
これが原作なのかな
墨子っていう愛を説く戦闘集団(なんかすごい)の話
おもしろい〜〜!
中国の昔の話だいすきみたい
みんな読んで読んでー!(^∇^)
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ちょっとシンプル過ぎかな。映画版やコミック版のように、梁城内庶民の心の動きや敵将との駆け引きなども描いてほしかった。
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中国の戦国時代。
墨子の教団は自らの非戦論を証明するために「兼愛説(自分を愛するように他も愛せば戦争はなくなる)」を説き、同時に当時最高水準の軍事技術を城邑防衛戦のみに用いて各国の要請を受けていた。※
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変わった戦法で国を救う、宗教集団・墨子。
その墨学の徒・革離が趙国大軍の侵略に、少数精鋭で挑む。
『後宮小説』以来、ひさびさに読む著者だけど面白い。短くよくまとまっている。兼業作家でこれだけ書けるのはすばらしい!