紙の本
世話狂言怪談物宮部風味。
2016/03/28 13:17
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名な本所七不思議を題材にした世話物。
回向院の茂七を狂言回しとした七話はなんともじんわり、怖くていとおしい。
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本所深川の七不思議を題材に取った短編連作時代小説です。七不思議に合わせてだから7編入ってます(当たり前か(^^ゞ) どれも最後にでてくる茂七親分が人情味にあふれてていい感じです。ちょっと寂しい話もありますが、最後は茂七親分がそんな気持ちを救ってくれるし、安心して読めます。
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本所深川の七不思議という設定で書かれた時代小説です。
近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが…。幼い頃お美津に受けた恩義を忘れず、ほのかな思いを抱き続けた職人がことの真相を探る「片葉の芦」。お嬢さんの恋愛成就の願掛けに丑三つ参りを命ぜられた奉公人の娘おりんの出会った怪異の顛末「送り提灯」など深川七不思議を題材に下町人情の世界を描く7編。宮部ワールド時代小説篇。
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[本所七不思議]を題材にして、江戸の下町に住む人々の人情と温もりを描く連作集。
不思議なものがひきおこす事件を岡っ引きの茂七親分が謎をとく。
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久しぶりに読み返した本。
深川の茂七親分に会いたくて(笑)。
本書は本所七不思議をモチーフに?、書かれた短編集。
前回読んだ内容をすっかり忘れていたみたいで、どのお話も捕り物ではなく、人間の暗ーい裏側を考えさせられるものだった!
あらま(笑)。
前回は面白いと思った以外にどう感じたのか忘れちゃったけど、今回は結構ふむふむなるほどと納得しながら読みました。
人間て、そんなものよね(私のことじゃなくてお話の内容のことよ!)。
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本所七不思議をテーマに七つの作品が収録された連作短編集。物悲しさやほろ苦さを感じさせる話の中にも温かみがあって良かったです。宮部さんの時代物は初めて読んだけどいいですね。他の作品も読んでみようと思いました。
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本所深川の七不思議をテーマに据えた連作短編集。一応岡っ引きの親分は登場しますが、あくまで主役は市井の人々です。江戸の下町での七不思議。人情と優しさに満ちた短編集で、肩もこらず、すっきりとした宮部ワールドが展開します。読み終わった後、現在の深川を訪れたくなる物語です。
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たぶん文庫版で読んだことがあるので再読。最初の「片葉の芦」は覚えていたがすごく悲しい。最後の2話「足洗い屋敷」と「消えずの行灯」は重く悲しい話で、すごくさびしい。心に響いた。
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本所七不思議とは、人の心の闇から誕生したのかな?と思った。どの話も色んな意味で悪い女が絡んでいる。女の悪いところ、女の悲しみが七不思議と結び付いている感じがする。
読んでいて、スカッとする時もあれば、悲しくて考えさせられる時もあり、読み応えがある1冊だと思う。
若干、イヤミスっぽいかな。でも、面白くてサクサク読めた。
全体を通して、茂七親分がカッコいい。
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本所七不思議
・片葉の芦(別冊歴史読本特別増刊88年夏号)お園
・送り提灯(別冊歴史読本特別増刊88年冬号)おりん
・置いてけ堀(別冊歴史読本特別増刊89年秋号)おしず
・落葉なしの椎(別冊歴史読本特別増刊89年冬号)お袖
・馬鹿囃子(別冊歴史読本特別増刊90年夏号)おとし
・足洗いの屋敷(別冊歴史読本特別増刊91年春号)おみよ
・消えずの行灯(書下ろし)おゆう
88年から91年まで約3年の月日。
片葉の芦よりも足洗いの屋敷・消えずの行灯の方が
上手くなってる・・・と思う。