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死は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ
*
ラストわかんねええええええええ
っていうのがまず第一。
哀しくて切なくてどうしようもない。
最初から歯車は狂っていて
それをどうにか埋め合わせても
結局死へ引かれてしまったんだなー
どうか緑がワタナベ君を見つけてくれますように。
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なんか
「エロスとタナトス」
って印象を受けました。
ここに出てくる人々はみんなどこかに傷を持っていて、それから逃げる、癒す為に、性的なことが重要さを持っているって気がしました。わかるような気もするけど、面倒くさいね。でも、なんだか最後には私まで大切な人を失ったような喪失感がありました。
しかしだよ、人が死に過ぎるね...。みんな繊細。直子の両親が気の毒で仕方ない。親目線の私って...。
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20年近く前に、一度読んでるんですよね。
そのときの印象は・・・エロ本?
読んだのはたぶん、高校3年生の頃か。。。20歳前だと思うのですが。
私がこの本を読んでいたら、母が「終わったら貸して」と。
これは、貸していいのか?いや、村上春樹だから文学だろ?えー、でも・・・
と、戸惑った記憶がありんす。
純情可憐な10代乙女。
何ヶ月か前に、ある劇作家さんがノルウェイの森を読み返しているというブログを読み。
で、最近、犬一さんのブログにもノルウェイの森のことがちょろっと書いてあって。
ああ、今読んだら、20年前と印象が変わってるのかな?
って、気になってました。
そしたら、近所の古本屋さんのレジ前にあって。
あ!めぐりあいだ!と思って即購入。即読破。
20年後の感想。
・・・
え、エロ本だ。
基本的な印象は変わってませんでした(^▽^;)
うーん、ただ、今読むとなんだか青くって、恥ずかしい。
主人公ワタナベ。
死が周囲をとりまく、特異な環境。
自己中心的・・・というわけではないんだろうけど。
他人への興味が薄すぎる主人公。
いいよな、ちょっとあこがれたよ、そんな感じに自分の感情だけに構って暮らしていくことに。
それで「孤独だ」って。
そりゃそうだ。
ただね、やっぱりちょっと。
こわいな、って。
大事な過去だけど。
大切な思い出だけど。
どっかで取りこぼしてるんじゃないか、って不安になりました。
記憶は薄れ、忘れていく。
どんなに大切なことでも。
あ、変わっていなかった印象をもうひとつ。
「レイコさん」という人。
ワタナベが19、20歳頃に、38歳で登場する女性。
物語中ではわりと好意的に描いてあると思うのですが、初読のときわたしは好きではありませんでした。
そして、今回読んだときにも、この人を「なんかイヤだなぁ。気味悪い」と思いました。
自分で自分の頭のネジが外れていることを認識し、
人当たりよく、ワタナベや直子に接して親身になり、
ギターがうまく
最後にワタナベと寝る。
・・・わからん。
あ、それと、あんなにたくさんあったエッチシーンが、なぜか読後にはまったく印象に残っていません。
なぜだ!
文学だからなのか?!
とにかく、気味の悪い小説です。
「ノルウェイの森」というタイトルですが、「エリナリグビー」や「ミッシェル」、「ロング アンド ワイディングロード」なんかが脳みそを駆け巡りました。
あと、「フーガ」か。
もう二度と読まねー。
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ネタバレなし
上下巻通しての感想です。
いや〜面白い、奥深い作品でした。 人間の中にある素直な感情が絶妙に描かれている。 そして彼の世界観というのは何か共感させてくれるところがある。 いつも寝る前(夜中)に読書をするんですが、最後の100ページは眠気も飛んでしまうほど惹き込まれてしまった。
彼が生み出す人物達の外面的な部分(外から見たその人物の描写)と内面的な部分(心理描写)が絶妙だからこそ、あんな奇抜な個性も人間の一部であると思えてしまうんだろうなあ。
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私が今まで読んだ村上作品に比べて、言葉や想いがものすごくストレート。これのおかげで、ぼんやりと読むことしかできなかった作品にも実感としてのイメージをつくることができる気がする。スプートニクで書きたかったことも、こういうことだったのかなぁというふうに。‘永遠のベストセラー’と銘打たれるのも頷ける。こんな作品を読まされたら、ファンにならざるをえない。
生れ落ちて、出会って、傷つけたり傷つけられたりしながら生きる。誰もがやっている当たり前のことであると同時に、とても困難なことでもある。ワタナベ君は、そのことに関してすごく誠実であったと思う。彼の身勝手さに腹を立てた部分もいくつかあるけれども。
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村上春樹二冊目!
たしかに読みやすい一冊です。思想も分かりやすく表れてて、結構好きかも。
ただ、やっぱり一回じゃ語れない。今冒頭のシーンを読み返したら、また印象が変わるんだろうなあ。
少しほかの作家さんで休憩してから、もう一度村上さんの作品を読みたいです。
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この本が出たとき、私は中学生でした
読んだのは大学生のとき
当時の想いがこの本にはいっぱい詰まっています
あまりに有名な作品ですが、やはり、これは名作
年に一度は読み返します
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授業の課題で何年だかぶりに読みなおしたのだけれど、やはりなにかが引っかかって、どうにもたった二千字だかが書けなくって、放ったらかしたのでした。
助けたいとか、波長が合ってしまうとか、不完全とか、平等とか。
余談:
クラスメイト男子が「大学生ってこういう(ワタナベ)みたいな生活なんだと思ってた」と言っていておどろいた。
言いたいことはわかるけど、でも、さあ!(なにか引っかかる、っていうのは私はワタナベくんが嫌いだからってこともきっと大部分を占めている)(だって、むかつく!あなたって面白い喋り方をするのね、とか なにそれ。この、私の理想像、的なもの)
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話の筋はわりとよくあるものかもしれない(それゆえ、次の展開が気にならないので★3とした)けど、ディテールと心理描写、台詞、魅せ方、においてやはりこの人は物書きとして天才的だなと思った。
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1997?読。難しいことを抜きにしておもしろいと思う。直子の療養所での生活や、そこでの人々とのシーンや、緑との会話、緑の父との会話、レイコさんの過去。登場する人が好き・嫌いは別にして魅力的で、その人の人生を思わせるような厚みがあるからだろうか。最後のレイコさんのことばに救われる。
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2010/3/22 再読
下から先に読んでしまったが、なんとなく覚えてた。昔とちょっと感じ方が違ったかな。
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読み終えてみて、少し落ち込んでしまいました。大学生になったからでしょうか。もし、僕が中学生のときに読んでいたら思春期の薄ら青くて暗い感情が救われたかもしれません。
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10年ぶりに読み返して愕然としました、自分は何も分かっていなかった(のではないだろうか)、と。
レイコの挙動が不審だとぼんやり思っていましたが、もしもワタナベのことを…と仮定すると合点がいきます。
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う~ん
正直そんなにおもしろくなかった
読み始めてすぐわかったけど高校のときの国語に授業で読んだことがあった
ちょっと興ざめ
途中は先が気になってがんがん読むけどなんか余韻がないし読み終わって何もない感じ
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登場人物たちの、会話が好きです。
洒脱でユーモアがあって。特に、ワタナベと緑の会話。
印象に残ったのは、レイコさんからの手紙の一文。
「事態がどれほど絶望的に見えても、どこかに必ず糸口はあります。まわりが暗ければ、しばらくじっとして目がその暗闇に慣れるのを待つしかありません。」
私は、周りが真っ暗な時、「傷だらけになっても動く」という方法だって、あると思う。自分も含めて、世の中には「傷だらけになっても動くしかない」と思っている人間が多いのからこそ、この一文が印象に残ったのかもしれないと感じた。