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経済学に関わる歴史を学ぶ必要を感じました。
内容的には60's以降の経済学流派の移動を中心に日本やアメリカの政策を書いた感じでした。
ケインズ経済学とアダムスミスと比較したりモダニズムと比較したり…
まあ古いこともあり俺のマクロの理解が甘すぎることもあり、理解し切れなかった感がありますが、また開くかは微妙。
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数理経済学者である佐和氏の『経済学とは何だろうか』も分り易かったが、
本書の、経済学の初学者が読むとよい本である。
経済の数字の上での動きと、現実の活動との関係を、
見極めないと、数字に踊らされる可能性がある。
理論から押さえるか、現実から押さえるか、2つの方向性をどう均衡させるかが、
本書を読み進む上での鍵となるかもしれない。
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『経済学とは何だろうか』(岩波新書)の続編です。
著者の基本的な視点は前著と同じですが、80年代から90年代にかけての時代状況の中で経済学が果たしてきた社会的な機能について、より細かい議論がなされています。また、主流派の経済学の「外部」に位置づけられる地球環境問題について、著者自身の立場が表明されています。
パラダイム論や科学知識の社会学をめぐる思想状況も、前著が刊行されたときと大きく変わっていたはずだと思うのですが、前著の理論的枠組みをブラッシュ・アップするような議論は見られないように思います。