中国の千年王国 みんなのレビュー

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投稿者：くろい野干　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

メシアニスムに基づいて、いはゆる千年王国思想が支那に傳播し、それによる革命があったとするものである。

　文章、「楽園の定義」からキリスト教がひっくり返って共産主義になってゐるてふ指摘、勒浄土論の解説で引かれる、理想郷ケートマティでのトイレ事情、他、こんなんですけどメシアですの張角から、日本語の漢文表記によるをっさんギャグが言へない法慶上人による大乗仏教!!の乱とそこの教団がメシアを拝むために「セックス教団」になってゐた可能性、はてはひっくり返ったキリスト教である共産主義において毛沢東がメシアになってゐた件の指摘まで、文章餓鬼愛に満ち満ちて、読んでて元気が出ると言ふか「男の魂充電完了」な感じで血管が浮き走る。

　弥勒=マイトレーヤ説については「どうずらなぁ」ださうである。