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投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代背景もありますが、人を愛するというなんとも言えないドキドキ感が伝わってきました。有名な小説ですが、今まで読む機会がなかったのですが、心洗われる時を過ごす事が出来ました。
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初恋の気持ちを失わないために、誰かを愛する気持ちに純粋さを欠けないために。「セカチュー」を読む暇があるなら、わたしはこの本を読み返すことを選ぶよ、そして何度も泣く。これこそ、美しい文体。
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中学のとき、読書感想文で何を書こう、って悩んでこれにしました。短いから、という理由で買ったのに(痛)、淡くて切なくて大好きな話に…。
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何度読んでも大号泣してしまう本。野菊のような民さん&りんどうのような政夫さんの超ウルトラ純愛。美しいよぉ(涙)
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「民さんは、野菊のような人だ」
文学作品ではあるけれど、比較的読みやすいと思う。
姉さん女房は体裁が悪いとされた時代に、実らなかった恋。
面映い、現代だと恋と呼べるのかも分からないくらい小さな愛なのに。
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すごい悲しい話だった・・・。文体が美しくってたまらんかったです。映画もあるみたいだけど、先に本で読めて良かった。音読とかもあったら聞いてみたいよ
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すっっっっっっごい綺麗なお話でした。
セカチューの元祖って意味がすんげーよくわかった。
ザ・純愛。
話的にはまぁ読めてあぁ〜って感じやけど、
やっぱり何より文体がもう!!美しい!!
日本的な美的観念が堪らない。
野菊と竜胆のくだりが素晴らしかったです。
あ、あたしが読んだのは新潮社の方です。
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潮騒と同じく純愛の物語。だけど、こちらの結末はとても悲しい。
最後の一行「幽明遥けく隔つとも僕の心は一日も民子の上を去らぬ。」 が美しく、そして悲しい。
「幽明」・・・あの世とこの世のこと。
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純愛小説の名作「野菊の墓」に、「隣の嫁」、「春の潮」を収録。加え、語注、解説、鑑賞、年譜と盛りだくさんな一冊でした。それにしても、「野菊の墓」はいつ、何度読んでも泣けますね。矢切の渡しの場面と、民子のお墓の前で政夫が膝をつく場面。写実性が高いぶん、映像のようにその場面が浮かび、バックミュージックまで聴こえてきます(けっして幻覚と幻聴ではない)。でも一番好きな場面は、やはり野菊の件でしょう。告白とはいえない、幼い問答のなのに、それでも2人はお互いの気持ちを確認しあった。ぁあ、こんな会話を一度で良いからしてみたいものです。それから、「春の潮」は、私にとってとても衝撃的でした。恋や愛についての名言が、あんなに書いてある小説も珍しいです。勉強させていただきましたよ、伊藤先生。
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純愛です。これこそが文学です!!んまぁ文学のことなんて僕にはよーわかりませんが、この本は純愛小説とでもいえばいいんでしょうか。僕は大好きです!江戸時代が終わり落ち着いた明治39年にこの小説はできました。古くてもいいものはいい。読めばわかります。
ちなみにこの小説はとても短いので1時間もあれば読めると思いますんで、是非その辺の古本屋さんにでも行って探してみて下さい!!多分100円くらいで置いてあるんで!
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まったく別の小説で、「女学生はみんな、野菊の墓を読んで涙したものです」みたいな描写があり、それから興味を持って読みました。
何度も映画化されている有名な小説ですが、やっぱりいい物語でした。書き方が瑞々しいというか、若々しいというか。なんとなーく先の読める展開でも、やっぱりその場面になると涙がこみ上げるのは、文章が情緒的だからというよりも、作者のひた向きさが伝わるからでしょうか。
瑞々しくも哀切な恋の話です。とても短いので、未読の方は是非。
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純愛&悲恋
とっても瑞々しい文章、かつ短めの作品なので読みやすいです。
最後らへん涙腺が危なかったです。
昔は時代が恋愛成就を許さなかった事も現実に多々あったのだと思います。
読んだ後余韻に浸れる名作。
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結ばれるのことのなかった男女の悲愛を描いた一冊。民子と政夫はいとこ同士であったが互いに恋が芽生えていた。しかし、民子が年上であったがゆえに、政夫の親の干渉あるいは配慮によってその相思相愛を引き裂かれてしまい、民子は余儀ない結婚を強いられ、夭折してしまう。
民子、政夫の二人で山に農作業に行くシーンの二人のやりとりは、まさにピュアな好意の織りなす清純な恋愛の表現と言えよう。
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美しく悲しい物語です。内容もですが、言葉がきれいです。心にすっと入って来て、洗われるような気持ちになります。最後の「幽明遥けく隔つとも僕の心は一日も民子の上を去らぬ。」は心にグッときました。将来誰かと結ばれても結ばれなくても、いつでも自分の心にそういう存在があるということは、その人のそれからの人生を儚くも尊いものにするに違いありません。いつ読んでも切なくなり涙がでます。今の日本では考えられませんが、ほんの少し前はこういう時代だったのですよね。それ故の純愛だと思います。
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図書館で。随分有名な話なのに読んだことなかったので。
なるほど矢切りの渡しはこれで有名なのかあと恥ずかしながら初めて知ったり。恋は当事者よりも周囲が騒ぎたてることで自覚するものだなあなんてちょっと思いました。
個人的にはもうイイ年になってから読んだので現実だったら民さんは嫁ぎ先でポコポコ子供産んでそれなりに元気で逞しく生きていくだろうなあなんて思いましたがここは儚く消えるからこそ美しいんでしょうきっと。母は多感な少女時代に読んだので涙が止まらなかったそうです。やっぱり読む時期というのは大事ですね。
隣の嫁は野菊の墓に比べるとあまり美しくないなあ。
野菊は幼い二人の恋が成就しないまでも楽しい時期があり、儚く消えていく所に美学がありましたが隣の嫁は不倫話としか思えない…。この差はなんでしょうね。