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まだ、「おかみき」を読んでる途中ですが、
同じ作者様が方向性を変えて書かれた「少女小説」である
こちらも読みたくなって読んでみました。
う~む、色々な意味で読みにくかったですね。
確信犯でというか、主人公・結実は感情移入のしにくい子
(美人でわがまま)になっていることもありますが、
読みにくかったのは文章。
なんの区切りもなく(行間はあるけど)、基本結実の一人称で進む文章が
いきなり三人称に切り替わったりするので、
え、シーン変わったの?て感じで。
女優さんを主人公にしている(演じる「作品」を書いている)なら
なおさらここはわかりやすくして欲しい感じ。
逆に結実は、わがままなりにピュアな女の子な感じがしました。
ただバブル期にこういう子を書けるのは凄いかもとは思いました。
最終巻だけを読んだので、結実と兄・圭の深~い絆の根本が
どこにあったのかがわからないままに読んだので、
通しで読まないとわからない部分は多いだろうけど、
自分的に「おかみき」に比べると読みにくさ含めイマイチかなぁ。
あとあとがきで「おかみき」が狙い通りの反応でなかったのを
書いてるのも何かいやです。
そこをちゃんと伝えられてこその書き手ですからね。
あんたの筆力不足のくせにファンのせいにするな!的です。
自分は7巻まで読んでて、もどかしいカップルの話とは思わなかったけど。
★一つは、このあとがきがあまりに許せないからの評価です。