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紙の本
自分以外にだれもいない家の心細さ
2002/07/25 18:26
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
仲よしのたえちゃんとなおこちゃん。
セミ取りから、たえちゃんの家へと帰ってきました。
しばらくたえちゃんのお母さんといっしょにいましたが、雨がふりそうな雲を見て、降りださないうちに……、とお母さんは買い物に出かけてしまいます。
ふたりきりの家の中。しばらくすると、雷の音がきこえてきて……。
私はたえちゃんとなおこちゃんのように、雷に怯える子どもではありませんでしたが、留守番中の家のいたたまれなさには覚えがあります。
いつもいるはずの母親がいなくて、他の家族もだれもいない家。
今、なにかあったら、どうすればいいのかわからなくて、とても不安になった覚えがあります。
同じひとりでいるにしても、外にいたほうがずっと気楽なような。
あれは、どうしてなんでしょう。家をまかされているプレッシャーのようなものを、小さいながらに感じてしまうのでしょうか。
この物語では、留守番といっても、お友だちといっしょ。それはそれは心強いです。
でも、二人とも大の雷嫌い。恐怖のあまり泣き出してしまいます。
途中いろいろありますが、その大変さを乗り越えて、やっぱり二人とも、少し成長します。
こうやって、ささいなことをひとつずつ、ひとつずつクリアしていくことで、子どもは成長していくんだなあ、としみじみ思います。
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