投稿元:
レビューを見る
◆きっかけ
子の虫歯予防の本を探していて、図書館で見つけて。2016/9/3
◆感想
1991年発行のものだが、歯そのものの話だけでなく、育児にからめた話、筆者の体験や生活にからめた話も入っており、エッセイのようで楽しめた。知りたかった直箸の話は無かったが、あまりに予防の為にがんじがらめのルールを作りすぎるよりも、少しゆったりと考えてみようと思わせてくれる本だった。
著者の父親の赤ん坊時代の話(p126)を読んで、清潔にしなきゃ!と過ごしているけれど、もっとゆるくても良いのではないかと思わせてもらった。筆者の父親は『無告の記(上・中・下)岩倉政治著、新興出版社』という小説を出しているようで、そのなかで自分の幼年時代のことを書いているようだ。
◆引用
・5歳にもなれば親の目の届かない友だちの家で甘いお菓子を手に入れる小さな冒険をする行動力も身につくものです。そういう意味からも、虫歯が1、2本できている程度の家庭環境、親子関係もなかなかすてきなものだと思いませんか。…p20
・「ほらっ、保育園、行く時間でしょ。早くカバン持って。ホラ、なにしてんの。