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ニックとグリマング

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7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

ディック入門書としてもかなりのお勧めですよ

2003/09/27 10:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:べあとりーちぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 SFファンなら誰もが一度や二度は必ずその名を聞いたことがあるはずの伝説のカルト作家、P・K・ディック。「ディック的な」と言えばそれで通じるような独特な世界に読者を引きずり込む。その魔力たるや、一度嵌ると抜け出せる者などいないのではないかと思えるほどである。
 ただし、取っ付きはかなり悪い。相当なディックファンであるつもりの筆者にしてみても、例えば「ヴァリス」あたりの後期長編から入ったとしたら、もしかしたら途中でギヴアップしたかもしれない。文章はお世辞にも平易とは言い難いし、時には本当にナンダコリャと途方に暮れるような、訳の判らないストーリーだったりすることもままあるからだ。しかしそれでディックワールドへの挑戦を諦めてしまうのはもったいないというものだ。この世界はあまりにも魅力的過ぎる。

 そういう方がいらしたとしたらお勧めなのが本書である。
 時はおそらく近未来。人口爆発により食料・住宅事情が逼迫し、ペットを飼うことはおろか愛玩動物の存在そのものが許されない。主人公の少年ニックはこっそり猫のホレースを飼っていたが、ある日とうとうバレてしまう。このままではホレースはペット取締官に連れ去られ、どんな目に遭わされるとも知れない。とうとうパパは一大決心をする。ホレースも一緒に、家族でよその惑星へ移住しよう! 「農夫の星」でならばきっと、みんなで本当に人間らしい生活を送れるはず。
 ところがたどりついた新天地には奇妙な動物が満ち溢れ、しかもその動物たちは長い長い間熾烈な覇権争いをしていた。中でも恐ろしいのは「グリマング」と呼ばれる動物だったが、ニック一家はひょんなことからグリマングが大切にしている預言書を手に入れてしまい…。

 ディックが著した唯一のジュヴナイル小説だけあって大変読みやすく、しかもディックワールドを構成するキーワードがあちこちに散りばめられている。これらのディテールは、これからディックワールドへ踏み込もうという読者だけでなく、熱心なディックファンにももちろん楽しめる。ペット御法度のディストピアと来ればもちろん「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を思い出すし、ウーブ、オトウサンモドキ、フクセイはそれぞれ短編に出てくる不思議な動物たち。フクセイが作り出すできそこないコピー品やオトウサンモドキの恐怖は、それら短編の通奏低音とも言うべき「ニセモノ」「崩れる現実」の概念そのものである。また、グリマングに預言書と言ったら「銀河の壺直し」のモティーフでもあるのだ。

 ジュヴナイルなのにじゅうぶん過ぎるほどディック的な、何だかどこかが決定的にヘンな世界。このヘンさに馴染んだら次は短編集、その次に長編…と読み進めればいい。短編集ならハヤカワ文庫のディック傑作集4冊、長編なら「ユービック」や「高い城の男」あたりがお勧めである。ここまで来ればもうディックワールドからは簡単には抜けられまい。例えて言うならくさやのような、どっぷり浸ると他は考えられないような魔力を持つのがディックの世界なのである。

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2004/09/29 18:57

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2010/11/25 15:06

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2012/03/24 21:38

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