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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.3

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本

ほんのり温かい

2001/05/01 05:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 詩には、心の中で黙読したくなるものと、声に出して音読したくなるものの二種類があるように思います。そうだとすると、これは間違い無く後者に当てはまると思います。私自身、何度も何度も声に出して読み返しました。こんなに読み返した詩集は他にはありません。

 始まりの詩「あいたくて」と、最後の詩「また あいたくて」、そして間に挟まれた44篇の詩。その詩の順番や構成の仕方がとても好きです。面白くて笑ってしまう詩から、胸がチクリとする詩まで様々ですが、どれもどこかほんのり温かいです。なかでも、猫に対しての10篇の詩がとてもいいです。猫への愛情が感じられます。猫(おそらく亡くなった)に語りかけるような、「猫よ」という詩はじーんときます。 

 読み終え、自分は今、何に会いたいのだろうと考えました。そして脳裏に浮かんだのものは、不思議にも、遠い日の自分や亡き父親など、もう二度と会えないものばかりでした。もう会えないと分かっているから、余計に会いたくなるものなのかもしれませんね。そして、未来の自分はどんなものに出会ってゆき、どんなものに会いたいと感じるのかなと思いました。

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紙の本

一瞬、息を止めた。

2002/07/08 11:57

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本箱屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

恋をして「息が出来なくなるほど苦しい」とか「切り裂かれたような」気がするとか、
そんな例えは今までいくつも聞いた。それぞれ、わかるようで、わからないようで、
恋でなくてもそれはあるなどと思ったりした。でもこれは違う。
ああそうなのか、と息がつまった。そうだった、だからこんなに、くるしいのだ。
心をちぎってあげるのだ。自分の中の痛みだけでなく、
ちぎれたはずのそれが、自分の一部でありながら、そうでない苦痛に
甘い喜びを感じるからだ。そうしてまた、差し出されたそれが
受け取られずにいるかも知れぬ可能性に、震える。それが
好きになるということなのだ。そうだった。そう思って、止めていた息を深く吐いた。

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紙の本

ぴしり、と心に穴をあけ、言葉が飛び込んでくる

2005/08/17 12:17

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

工藤直子さんはこの詩集でも、短い一行でどきりとさせ、自分では知らなかったものの見え方を教えてくれます。「痛い」は人を好きになった時どうして心が痛いと感ずるのかを、「こころ」はなにかで砕けてしまった心はそれでも大切なもの、と。猫の舌を「ちいさな赤いハンカチ」とみたてる「おしゃれ」も、素敵なもののみかたに目を開かせてくれます。いろいなものにあいたくて、とまとめられたこの詩集の最後の「また あいたくて」は、別れの悲しさも「また あいたくて」と歩き出す力になると励ましてくれます。数行の詩の中の、たった一行、数個の文字が心に飛び込んで世界を変えていくみたいです。
日常世界と詩歌の世界の境界について、物理学者の寺田寅彦さんは書いています。「稀に、極めて稀に、天の焔を取って来て此の境界の硝子板をすっかり熔かしてしまう人がある」。工藤直子さんの場合は、この境界の硝子板にぴしり、と小さい穴をあけて飛び込んできて、、日常世界の私たちに向こう側のあることを驚きと共に教えてくれるといったところではないでしょうか。あいた小さい穴からは、向こう側の世界が少し覘いたり、風が吹き込んできてまた驚かされるのです。決して強い言葉でもなく、難しい言葉でもないのですけれど。
佐野洋子さんの画は、「てつがくのライオン」などに比べてはかなり控えめに添えられているというところ。

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紙の本

大人が読んでもたのしい

2001/02/23 18:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る

 すきになるということは 
  こころをちぎってあげることなのか
    だからこんなに痛いのか

 このような優しい言葉の詩である。
 子供対象だが、大人が読んでも楽しめる。癒し系の詩集といえよう。
 優しさだけでなく、ユーモアがあるのがこの詩人の特徴で、とくに動物をうたった詩などなんともいえない暖かい味を醸し出している。

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2010/10/03 23:54

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2010/11/06 23:35

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2013/08/06 10:00

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2019/08/29 15:56

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2020/03/02 06:13

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2022/05/11 22:37

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2022/05/12 15:27

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2022/05/22 14:05

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2022/06/04 05:44

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