紙の本
忘れかけてた夢、ふくらむよ
2001/05/27 01:03
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投稿者:大野 - この投稿者のレビュー一覧を見る
脚本学校に通いながら小さな出版社でバイトしている椎名誠、大学生の沢野ひとし。二人を中心にした6畳間での男4人の共同生活を描いた爽やかに男くさい青春小説。あのころの東京がよみがえる。
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これが青春の正しい形だ!なんて思っていました。こういう青臭い不真面目さは、身近なようでちょっとした憧れがあったと思います。シーナ氏の本は、嫌味なく楽しく読めていい。
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椎名誠とその仲間達の計四人で六帖一間のアパートに生活していた頃を振り返るエッセイ小説。個性的な登場人物が貧困に喘ぎながらもドンチャン酒盛りする場面はクセになります。
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大学時代に友達に薦められて読んでみた本。この本のおかげで読書好きになり、椎名誠さんが大好きになった。
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沢野ひとしが描く椎名誠ってすっごい似てると思う。本書の克美荘にて寝転がる椎名誠の絵が、あまりにもシーナさんで笑った。
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若かりし頃のバカバカしさ、未来への希望、挫折なんかを纏めて読ませてくれた。
個人的な椎名誠最高傑作。
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上巻読了。
先に読み始めていた、村上春樹の小説を見事に粉砕した。
椎名と村上は決して同時に読んではいけない、最悪の読み合わせだ。
村上のナルシスティックな昔語りが、椎名節の余韻ですべてギャグに聞こえるという、春樹好きには申し訳ない雰囲気崩壊を経験してしまった。
とりあえず、なんとなく「福翁自伝」を思い出す内容だ。
福沢諭吉のカオスな青春にもグッときたが、椎名の青春もなかなかカオス。
しかし、六畳一間に男四人同居っていくらなんでも不可能だと思うのだが。
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椎名誠と言えば、俺の小学校1・2年の担任に似ている・・・って関係ないね。
さて、本書(文庫版)は上・下巻の2巻からなる。内容はというと・・・すこぶるおもしろい!!
まあ、エッセイ調な小説なんですけど、椎名さんの若い頃を中心に描かれている。友人の沢野ひとし、木村晋介、イサオと江戸川区小岩のボロアパートでの生活が話が中心。何かあこがれるんだよな。こういうの。たとえ貧しくても心は豊か。ホントに楽しそうです。皆で腹一杯食ってるところなんて、幸せそうです。
しっかし、椎名さんはホント文章が上手だよなぁ。すらすら気軽に読めます。
沢野さんのかわいらしく、ほのぼのとしたイラストがまたいい味出してます。
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椎名誠氏の作品は初めてだったのですが、ぐいぐい、いや、うぐうぐ読み進めていけました。
ユーモアがページから少しずつしみ出してきていて、ちょっとしんどいなあと思っていた頃にそっと、手を貸してくれる感じがします。
ぬらりとしながらも、椎名氏の大木のような信念がにじみでていて、もう色んなものがにじみでてきていて、それをかわすでもなく、拭き取るわけでもなく、言わば料理中のエプロンのような自分に出会える作品です。
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エッセーも面白いけど、この小説は傑作。
今と現在が思い付きのように交錯する、嵐のような小説。
でも、切なくて元気になれる。
3部作の中での白眉。
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08/8/27)★★★☆
話にまとまりがないんだけど、好きだからしょうがない。
この人の生き方かっこいいなぁ
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(思い出しながらコメント)やりたい放題である。作者が、というより日本が躁病だった時代の文体?が、今の読者にとっては敷居を上げている。時間軸は入り乱れ、物語はながなが脱線する。筒井康隆ばりの実験的小説でもある。三部作で一番おもしろい。
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・6/19 この人の本も初めてだ.なんだか日記でも読んでるかのような、取りとめの無い話が続いていく.まぁ、こんなもんかな.
・6/20 今朝読了.続けざま下巻に突入しようと思う.
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学生の頃に読んで、こういう生活にすごく憧れた。
俺はこの人の生き方、かっこいいと思う
この歳になって、また読み直してみたい。
自分に息子が出来たら薦めてあげたい。
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「哀愁の町に霧が降るのだ」椎名誠
青春小説。薄汚れた茶色。
自分の中では椎名誠さんの小説の中で一、二を争うくらい好きな小説です。椎名誠とその仲間達の青春時代がリアリティ溢れて描写されています。
自分のなかではこの小説が憧れの学生生活でした。
・・・とは言っても自分の場合、さすがに陽も差さないオンボロアパートに男ばっかりで下宿、ってわけにもいきませんでしたが。
でも好きなことやってなまぬるく生きるカッコよさがいいんです。
青春小説3部作の1作目。
「哀愁の〜」のあとに「新橋烏森口青春篇」、「銀座のカラス」と続きます。(5)