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みんなのレビュー7件

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書評家としての視点で、晴朗で快い文章への道を解説した文章の導。

2011/01/12 18:43

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は、【名文の条件―序文に代えて―】で、丸谷才一著「文章読本」から名文の条件『君が読んで感心すればそれが名文である』を引用して、文章を書こうと志す人を勇気づける言葉であるとしつつも、それがしめった文章である場合の、陰湿な情念による侵蝕の害について触れ、名文には、その制御と晴朗で快い文章が望まれると述べた。
 本書は、その晴朗で快い文章の備えるべき用件を鮮明に解説し、美徳を備えた名文への導とした作品である。

 四年近く費やしたという本書は、以下の構成となっている。
●名文の条件―序に代えて―
●第一章 乾いた文章 湿った文章
●第二章 明晰と曖昧
●第三章 文体とは何か
●第四章 文章感覚とは何か
●第五章 殺し文句の功罪
●第六章 ユーモアで彩る
●第七章 文章の気品
●第八章 文章のおしゃれ
●第九章 文章の効率
●第十章 起承転結のすすめ
●内容あっての文章―しめくくりに―

 この文章読本の特徴は、作家ではなく、書評家として名高い著者が執筆していることで、その客観的な分析による具体的な解説や、文章の善し悪しを気付きやすい名文と悪文の比較など、一般読者も分かりやすく、なるほど、と納得するところが多い内容となっている。

 例えば、文体の魅力を取り上げた第三章【文体とは何か】で、著者は、フレドリック・ブラウン著「狂った星座」を例にとり、福島正実訳と星新一訳を比較対照、星新一の不思議な文体が持つ魅力を言葉を尽くして解説し、独創の刻印を打たれた文体、として賛嘆。
 さらに、渡辺洋美訳と横山貞子訳のカーレン・ブリクセン著「アフリカ農場」の一節を例に取り、渡辺洋美訳を快い緊張感のある文章として、感嘆している。
 この比較は、文体の持つ魅力を知らしめるだけに留まらず、一つの原文がこんなにも違う翻訳になるものかと、文章の奥深さに驚かされるもので、その違いを明確に認識することができる。

 余談だが、人物や心情の描写が控えめな星作品の、それが欠けてもなお、なぜ魅力的なのかという、秘密の一端を知ることができたのは幸いだった。
 著者の星新一の文体評は一ページほどだが、これまで読んできた星作品の巻末解説には、文体を通してその魅力を説いたものは皆無で、これだけでも本書を読んだ甲斐があった。

 この例のような、名文と悪文を比較して名文の長所を認識させる章の他に、実用的な文章の解説もある。
 特に、第十章【起承転結のすすめ】では、起承転結を文章を整える手段としてではなく、文章に流れを作り出し、説得力を飛躍的に高める、文章の駆動装置として、『起承転結』の各機能と連動性が丁寧に解説されており、非常に分かりやすい。
 実用的といっても、すぐに活用できるものではないが、それぞれの機能とつながりが理解しやすい内容なので、文章を書くとき、これらを意識することで、徐々にコツが掴めていくはずである。

 本書は、上記に紹介したような分かりやすい説明に加え、古文など多く引用した作家たちの文章読本と違い、現代文に多くの引用を求め、古文が分からない人でも、名文への道を歩みやすい一冊になっている。
 そして各章の終わりには、引用した作品の一覧が掲載されており、著者の明快な解説に触れていると、読んでみたくなる作品が少なからず出てきて、名文の書目として手放せない一冊でもある。

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快い文章が書けるようになる

2000/09/05 00:01

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シンゴ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「名文とはスッキリしていて快いもの」ということを実例をもって示してくれる本です。「難解なこと」が「高尚である」ことと思っている人には特にお薦めします。例文として掲げている文章がどれも素晴らしく、「快い」ということの意味がよくわかります。小説などを書く場合だけでなく、ビジネス実用文を書く際にも大いに参考になると思います。

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すぐれた文章の例示は参考になる

2011/01/27 21:34

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「文章読本」と題する本は、三島由紀夫、丸谷才一、井上ひさしなどたくさんの作家が書いている。その中にあって向井さんのは、ちょっと手厳しい感じがする。

 翻訳ものでも、2人の訳を並べて比較したりしてくれるので、読者にもその違いは、明快に伝わってくる。たとえば、星新一の翻訳のすぐれた例を、誰にも分かるような形で切り取ってくれる。もう一方の訳例は、たしかに悪くはないけど、面白みに欠ける。

 でも、文章読本と言いながら、ほとんどがこの調子である。作品批評になってしまっている。こき下ろされた作家がなんだか気の毒に思えてくる。向井さんの批評は、鋭くはあるが、やや愛情に欠けている感じがする。その点が、読者としてはさびしい。

 たしかに、すぐれた文章の例を分析しているあたりは参考になる。要は、簡潔にして要領を得た書き方をしなくてはダメだということにつきる。余分な修飾を省き、簡単な文をつないで描写していくのが最善である。このことは50ページ以内でつかむことはできる。

 あとは、悪例としてあげられてしまう例が、かわいそうになってきてしまう。人により好みは別れるかもしれないが、井上ひさしの優しさに満ちた文章読本の方が、結局はよい書き手を育てるようにも思えてくるのだった。

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2005/09/29 12:00

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2009/11/13 20:07

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2016/02/10 00:30

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2011/09/13 03:22

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