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紙の本
まずはマハーバーラタの世界に慣れよう
2001/11/13 22:10
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケルレン - この投稿者のレビュー一覧を見る
マハーバーラタは、古代インドを舞台に、二大勢力のクル家とパーンドゥ家が領土を巡って壮絶な戦いを繰り広げる、世界最大の叙事詩である。物語は、まず序章から始まり、両家の系譜を紐解いていく。これが、とても長く回りくどい。ひとつの呪いが新たな呪いを呼び、話が四方に広がる中で、重要な人物が生み出されていく。そして、ひとつのエピソードが語られると、その中から別の物語が生まれ、さらにその中から別の物語が飛び出してくる。どれも断片的で、本筋とは無関係のように感じられるが、実は後々の展開の重要な理由付けとなっている。
最初のうちは、話がどこへ進もうとしているのかさっぱり分からず、戦いの発端となる有名なサイコロ賭博の話は、いつまでたっても始まる気配がない。半ば近くになってやっと主人公のパーンドゥ三兄弟が揃い、賭博ですべてを失うのはラスト30頁を切ってからだ。しかし、この巻を読み終えるころには、この独特の世界観に慣れ、登場人物の名前にも馴染み、先が楽しみになってくる。
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