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最近の考えさせる問題提起のような東野圭吾氏の作品から言うと、さすがに初期の作品みたいで(表題もコンパニオン殺人事件とか香子の夢などと言うもともとのタイトルだったみたいで、しかも、香子の夢って言っても、玉の輿ってわけですから)軽い感じの作品でした。多作の作家がとりあえず推理小説を書きましたって感じの作品ですけど、こういうタイプもたまには気楽に読めていいかなって思ったりします。
密室殺人事件だけど、殺人を隠すためにさらに殺人を、、ってなると、次第にトリックも何もなくなります。しょうがないよね。それにしても、犯人の性格をいまいちつかみきれませんでした。読み終えても、そんなのってあるかなと思ったりしますが、ヒロインの香子と刑事の芝田の微妙な関係がほほえましく、救われています。
2003.9.20
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ごくごく普通のミステリーですね。
森博嗣さんや宮部みゆきさん、乙一さんの文庫を読み尽くしたから、今度は東野さん作品を制覇!って目標を立ててみたけど〜
う〜んどうしよう。
最初に読んだ「予知夢」や「秘密」が面白かったから、どうもそれを期待してしまう。
この作品は13年前のものだから、やっぱり最近書かれた物だけ読もうかしら・・・
それにしても、東野圭吾さんの本って、表紙で損してる気がする・・・
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最近の東野さんの作品と比べたら、とても印象の薄い感じで終ってしまった。1ドル本としては充分に楽しめました。ビートルズの仕掛けはなかなかいいですね★
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主人公はパーティーコンパニオン。
同僚が仕事先のホテルの1室で死んでいた。
やがて,その友人の女性も自室で扼殺される。
主人公にも魔の手が迫り…。
「11文字の殺人」よりはサスペンスとしての完成度はあがったが,
初期のサスペンスはトリックの完成度も含めてややチープな印象,
なんとなく試行錯誤の様子がうかがえる。
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主人公である刑事と、頭の中の90%が男で占めちゃってる残念な女が事件を推理。
密室のトリックは、何回繰り返して読んでも理解できなかった。
おかんに教えてもらって、やっと理解できた。
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長編本格推理小説と題されたとおりなのですが、長編とは感じないくらいツルッと活字が入ってきて、スラスラ読み進んでしまうのが東野マジックですわな。文章と展開がきれいで、ひっかかりがない。巧妙に絡み合った複線が終盤で一気に解けていく様が、読者に爽快感を与えるんでしょうな、スゴ技。
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パーティーコンパニオンの同僚が宝石商主催のパーティの後、控え室で死体で発見された。そこは密室だった。殺人か自殺か、警察もゆれる。主人公の隣にたまたま捜査を担当する刑事が引っ越ししてきて、ちょっとした交流がありながら解明が進んでいく。宝石商一族と建設会社一族とパーティーコンパニオン派遣会社の内幕が絡んで誰が犯人か判らない。ヒントは、殺された同僚の過去に遡り、ビートルズの名曲がヒントになる。東野圭吾の初期のノベルス、読み飛ばすと面白いけど今ほどの円熟味はない。
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女性が主人公のせいか、他作品と比べてライトな感じ。
このタイトルが何を意味しているのか、
読み終わっても分からなかった。。
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推理小説って書いてあっても
推理しながら読めないわたしは
前回読んだ東野さんの『私が彼を殺した』のラストで
まんまと衝撃を受けたわけです
今回も同じように、
推理なんて途中でどうでも良くなっちゃって
ただ先が気になって読むだけでした
でもこの話は、よくわかんなくなったところも
ちゃんと整理してくれる場面があるし
親切な感じに仕上がってます
内容もかなりライトな感じ
その分、東野さんの話では珍しくドキドキ感が少ない
主人公の香子と刑事の芝田のラストシーンが
なんか、昭和っぽくてよかった
ずっと気になってるのは
東野圭吾さんて、文章があまり上手じゃないというか…
こんなこと言える立場じゃないんですが
やっぱりこの人の小説は
いまいち人物や情景をイメージしにくいような???
まぁ内容が面白いからいいんですけど
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玉の輿を狙ってコンパニオンを続ける香子。狙った獲物に手がかかった…と思ったら、どうやら殺人事件の渦の中に入り込んでいた…。担当刑事の芝田とのコミカルなコンビで事件の謎に迫ってゆく。
人間関係の伏線にどんどん引き込まれ、あっという間に読了。
あっという間に読める東野さんの小説で、いつも思うのは「登場人物に魅力があること」。背が高くて色黒の芝田刑事、玉の輿を狙っているといいつつ、ちょっとお転婆な雰囲気の香子。人間味の感じられる人物描写に、自分を重ねやすいってことなのかも。
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主人公のパーティーコンパニオンが、自身の周りで連続して起こる殺人事件に対して、刑事と一緒に解決していく、みたいなストーリー。
結局昔の事件にまで遡って、そこに原因がある、というありがちなパターンなのだが、うーん、まぁいつもの東野作品ほど面白くなかったという感じ。
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久々におもしろかったー。コンパニオンの死と華屋という宝石店の関わりについてなんだけど、勝手に愛人に仕立てられてたり、最後は想像もつかない結果だし。そのこのもともとの恋人の自殺が引き金でどうにかかたきをうちに来た所がからまわり。。
でもって警察と香子のやり取りもおもしろかったです。
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トリックとかはいまひとつだし、他の東野作品に比べたら読み応えもないけれど、嫌いじゃないです。
香子と刑事のキャラが軽い感じなので、事件ものにしては明るい印象。さっくり読めてしまう感じ。
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読みやすく段々と事件が明らかになっていく展開なので面白いが、トリックやキャラクターに魅力が感じられなかった。
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読始:2010.05.22
読了:2010.05.23
先日GWの神戸からの帰りに新幹線で読むために買った、西明石の本屋でたまたまであった一冊
う~む
正直他の東野作品の方が好み
話やトリックに深みがない感じ(何を持って深みとするかの定義は難しいが)
深みというか、帯びに書かれていた
「ビートルズの名曲に隠された真相!?」
に失望とでもいえばいいのか。
ここから期待させられるものを満たしてくれなかったという点で★★★
ただ、p.247~の流れは好き
一般に数学は現状持っている情報から論理だて突き詰めていくのに対し
物理学はこうじゃないかと仮説を立て、それを実験検証していく
(今は不完全なものでも一向にかまわない)
という違いがある。
推理ってこのどちらの面も要求されると思うんだがp.247~の流れでは物理学的な側面が見られすき
そこから導きだされるものを後付で証明していく(証拠を集める)
机上の論だけでなく、実現可能性から探るのって大切だよね
数学を 思考錯誤 とするならば
物理は 試行錯誤 という感じ
物理も数学も同じくらい好きだし、興味深いし、楽しい
最後は全然作品と関係ない話をしてしまったが、またこれから東野作品に期待していきます!