恩師の著書。この本を読む前に,読まなければならない本がいくつかある。でなければわからない。だから星を一つ減らしました。先生ごめんなさい(笑。しかし弟子から激賞されるなんて,先生,お好きじゃないと思うのです(by OB allstars)。しかし,内容はかなり高尚。というのも,まず,森林風致が森林美学より発展していることをきちんと踏まえて書かれている。学問は積み上げが基本ですが,そこを抑えているところが自分にとっては読みやすいです。また,できれば岡崎文彬先生の「森林風致とレクリエ-ション―その意義と森林の取扱い」を読んでおくと,その発展形が本書であることがよくわかります。目次の構成や,論旨の組み立てかたに類似性があるのが面白い。実はこの二人は子弟関係なのです。