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紙の本
日本ミステリ界のターニングポイント
2001/04/04 09:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:祥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
孤島,首無し死体,不可解な殺人。まさしく,本格の王道。犯人は明らかになり,謎も解明する。だがその結末は…。
評価が分かれる本作であるが、ミステリファンならば読んでおくべき1冊であろう。
紙の本
ものすごく力がある!
2002/07/31 01:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る
本格の約束を二重にも三重にもふまえたうえで、幻想的な雰囲気を
漂わせる怪作。
二十年前、たった1本の映画にだけ主演した「真宮和音」という女
優がいた。、その圧倒的な魅力で信奉者ともいうべき6人の若者と
絶海の孤島にある、通称「和音島」に移り住み1年間の共同生活を
送ったが、和音の死によってその共同生活は幕を下ろす。そして今
日、二十年ぶりに、島で「同窓会」が開かれる。その模様の取材を
命じられた雑誌記者の烏有は、アシスタントの桐璃と共に島に向う。
島に建つ歪んだ館と、車椅子の当主、そして夏なのに降り積もる雪
と連続殺人。はたして「真宮和音」の正体は?
「翼ある闇」を読んだときも思ったのですが、麻耶作品ってものす
ごいパワーがありますよね、力で読者をねじ伏せると言うか…。そ
のねじ伏せ具合が、また絶妙で圧倒的。今回の作品中で使われてい
るトリックも見ようによっては、反則ギリギリ。でもそのギリギリ
度が非常に気持ちいい。作者はとても頭のイイ人なんだなあと、つ
くづく感じさせられます。でもね、この作品のラスト、意味が全然
わからなくなってしまいました…。すごく深い意味があるんだろう
なと言うことしか、自分にはわかりませんでした。今回は、力負け。
紙の本
手に余る作品
2001/04/17 00:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Pasta - この投稿者のレビュー一覧を見る
人のそれまでの人生はその人だけのもの。そんな当たり前の事が崩れた時の恐ろしさ。記憶も体も一つだと誰が決めたのでしょう。謎に次ぐ謎、解決、そしてまた謎。混乱の中でこれだけはと掴んだ生きる目的までも無意味だと叩き落とされる。主人公の烏有と共に混乱し、もう何でもいいからとにかく事件が終わって欲しいと安心した瞬間に、メルカトル鮎が落とす最終ページの爆弾。繰り返された疑問に与えられた答えは更なる謎を呼ぶ。殺人トリック以外謎に溢れたこの作品、魅力的過ぎて私の手には余ります。
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