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90年代初頭、共産主義国家が崩壊していく中で、旧ユーゴスラビアは泥沼の内戦に巻き込まれた。いったいそのとき何が起きていたのか、それを分かりやすく解説している一冊。旧ユーゴ紛争の入門書としては最適だろう。
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ユーゴの歴史って複雑で、まだ、よく分かってないんだけど、ジェノサイド、そしてルワンダへ自分を向かわせた1冊だと思う。大学に入ったばっかりの頃に出会った大事な本。
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ユーゴ内戦、特にスロヴェニア紛争からクロアチア、そしてボスニア内戦初期までを扱った内容の新書です。話が色々と飛ぶけれども、新書、そして導入の本として読むのにはいいんじゃないかなと思う。筆者はジャーナリストだけど、セルビア・クロアチア語が出来るみたい。
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凄まじい虐殺やシステム構築が、近年、しかもヨーロッパであったのかといまだに信じられないでいる。
現実逃避もいいとこだ。
セルビアってこの本でも「悪」としての位置付けなのだけれど、考えさせられる部分も多かった。
あらゆる角度から再度、情報を知りたいし思考したい
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ユーゴ紛争の同時代的な記述であり、戦火の拡大に対してもどかしい思いを抱えていることが伝わってくる。コソボ紛争以降を含めての増補版が出ると良いのだが。
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最近ではオシムの通訳としての著書もある千田さんのユーゴ解体のときに現地にいた人間としての記録。セルビア人を悪としての描く立場はあるが、新聞記者だったこともあり、自分の記録を研究者の批評に今後を任せているなど、その姿勢には好感がもてる。
1部は、筆者が見たコソボ分割時の現地の様子などの記録、2部が簡単な略史を含めた戦争の原因、3部が紛争介入をしっぱいしたEC(現在のEU)について書いている。
冷静終結、イデオロギー対決が終焉後に、湾岸戦争、ユーゴ紛争と、少し前の隣人を殺戮してしまう、人間の歴史と業の深さを感じさせる本だと思う。
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(1994.03.16読了)(1994.03.02購入)
多民族・モザイク国家の悲劇
(「BOOK」データベースより)amazon
「民族浄化」という狂気のもと、蓄積された民族主義と武器が、かつての隣人を殺戮していく。わずか七三年で崩壊。戦争状態となった“自主管理・非同盟”の国家・旧ユーゴ。悲劇の歴史的背景を辿る。
☆関連図書(既読)
「ユーゴスラヴィアの実験」柴宜弘著、岩波ブックレット、1991.06.13
「ユーゴスラヴィアで何が起きているか」柴宜弘著、岩波ブックレット、1993.05.20
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以前読んだ小説のテーマにもなっていたユーゴ紛争。なんだかすごい。
ルワンダも恐ろしい話だし、元インドネシアも実は凄いことだし(これはアカデミーにもノミネートされている映画、機会があったら観て貰いたい)世界とはなんと脆いものか。
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複雑すぎて、地図を横に置きながら読んでもすっと頭に入らない。
…何で?なんでなの?がきっと誰も分かってない、そんな気がする。
なんなのだろう。もう少し読みたい。
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1993年刊行。著者はフリージャーナリスト(新聞社のベオグラード特派員経験あり)。◆ボスニア・ヘルツェゴビナ分割、そしてスロベニア独立。戦後チトーの強烈な個性とリーダーシップで統合していたユーゴスラビアは、チトーの死と共産主義勢力の揺らぎと解体でモザイクの結び目がほどけるように崩壊していく。その様を現地大学を卒業し、特派員であった経歴も生かしつつレポートする。民族・宗教・戦後共産主義体制を、そしてバルカン半島の近代の特異性を見る上で格好の材料となるボスニア問題の見取り図が得られそう。
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学生時代に、ドイツ史のゼミで、ユーゴ紛争について発表する際に使用した本です。
ユーゴスラビアの歴史や、紛争に至る経緯など、詳細にまとめられているので、非常に重宝しました。