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ラモックス ザ・スタービースト みんなのレビュー
- ロバート・A・ハインライン (著), 大森 望 (訳)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:東京創元社
- 発行年月:1993
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文庫
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紙の本
少年少女の冒険活劇。大人は裏方、調整反撃。愛しい明快SF。
2003/10/22 23:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る
翻訳モノは、カタカナの名前が覚えられない、なんて言わせない。
際立って個性的なキャラクターたち。
・つぶらな瞳のおおぐらい、永遠の育ち盛り。ラモックス。
・親子代々その飼い主。少年。ジョン・トマス・スチュアート11世。
・交渉ごと一般と、尻に敷く才能は負けない。ジョンの彼女。ベティ・ソレンソン。
・地球を肩に乗せる、お達者。最高の官吏。ヘンリー・グラッドストーン・キク。
この世界では、ぎりぎりの交渉さえ、エンタメになる。
「ある先達がこういっています。あるタイプの人間と
取り引きする場合には、向こうからあやまってくるまで、
相手の靴の先を踏みつづけなければならない」
(——P388)
その上、SFならではの、あべこべさと、
ジュブナイルならではの、清々しいどんでん返しも満載。
1954年に生まれた本書を未だに楽しめる理由は三つ。
・基本に忠実な分かり易いストーリー。
・アメリカのSF文化の成熟度。
・50年前の作品を「今」に引き寄せた翻訳。
翻訳モノは苦手で、手に取るのはいつも和書。
それだけに、国も時間も超えて橋をかけてくれる
翻訳者のありがたみを実感した一冊。
紙の本
編集部コメント
2003/02/22 21:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東京創元社編集部 - この投稿者のレビュー一覧を見る
訳者の大森望さん御自身が推薦!
「SFのわくわくを思い出したい人に。僕のいっとう好きなハインラインです」
スチュアート家のペットは、ぐずでのろまな宇宙怪獣。飼い主の留守をいいことに、つまみぐいに出かけたが……初めて目にする怪物の姿に町はたちまちパニックに! 『夏への扉』や『異星の客』などで知られる巨匠ハインラインの、最高のユーモアSFです。天野嘉孝さんの挿絵いりです。
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