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山海経 中国古代の神話世界 みんなのレビュー

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みんなのレビュー20件

みんなの評価4.2

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

奇書にあらず

2005/12/25 13:37

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

 古代中国における、各地の地理、生物、生活などを一網打尽にまとめた書と言えばいいかと思う。無論それらは今日的な地理学でも生物学でも社会学でもない、当時の水準に基づく記述と情報収集力によるものであるから、現代人の感覚で読めばかなりぶっ飛びものの記述なのは当然のこと。本書の解説を水木しげるが寄せているぐらいである。
 特に印象的なのは、人々と動物、それに土地ごとの神々の姿だ。その人々もまた、時には神の子孫、王の子孫から、鳥の子孫までがいる。想像力豊かどころか、考えられるあらゆる組み合わせで書いてるだけとちゃうんか、と思えるほど無尽蔵でバラエティに富んだ造形、「山海経」を奇書と呼ぶに十分にふさわしい。紀元3世紀の東晋の時代にすでに奇怪奇抜と述べられているぐらいだ。しかもこれらが挿し絵付きなのだから堪えられない。
 しかし、例えばある動物が現れると日照りになるとか、疫病が流行るなどは、まあ神話、言い伝え的にはありそうかもしれなが、土木工事が増える、食べると悋気をしない、となるとえらく具体的だ。架空性のレベルがてんでバラバラであって、つまりただ空想を並べ立てたものではない。おそらく現在では喪失されているその時々、土地ごとの歴史やお伽噺などを集めて来て、そのうちで地誌的なことだけを抜き出して記録したために、その背景が分からすに奇怪に見えるだけなのだ。
 してみると、この書に1行か2行ほどに記された地誌の一つ一つに、その土地の人々の生活から滲み出た物語があったはずだ。単なる神話時代の牧歌的な暮らしでではない、現代人にも共感できる社会生活の中で育まれた物語である。そう思うと、人々の生き生きとした、あるいは時に苦難に満ちた生活のイメージが浮かんでくるようだ。中国世界の中心近くでは記述が細々しているのに対し、外縁部に向かうほど大胆でスケールが大きかったりするところにも、妙なリアリティを感じる。
 ここから出発して、描かれた世界と幾多の物語を再構成することも可能ではないだろうか。最近は水滸伝や三国志が人気らしいけど、次は「山海経」が来ますよ。(来ねーよ)
 むろん、手元に置いて、ときたまパラパラとめくってみるだけでも十分に楽しいです。

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紙の本

伝説上の事柄が豊富に記された中国古代の世界観が垣間見れる書です!

2020/05/12 09:21

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、中国最古の空想的地理書と目される『山海経』について解説された書です。同書の内容は、山川の地理、動植物や鉱物、山岳祭祀、辺遠の国々と異形の民、伝説上の帝王の系譜など多岐にわたっており、その中には奇怪な姿の動植物や神々が多く記されているために、後世においては、もっぱら怪物事典として娯楽の用に供されるようになったと言われる書物です。原典の成立年や目的などは未だに不明ですが、同書には、中国古代の壮大な世界観が広がっていることに関しては間違いありません。一度、この世界観を味わってみられては如何でしょうか。

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紙の本

衝動買い

2022/12/04 23:01

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:てん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「刑天」をはじめとする妖怪(神?)がたくさん出てきます。中国神話は日本ではあまり語られない気がしますが面白いと思いました。

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