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地球家族 世界30か国のふつうの暮らし みんなのレビュー

写真集

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みんなのレビュー39件

みんなの評価4.2

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/10/15 19:16

何度でも、何年先でも、手にとってみたい

投稿者:HATA - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジャンルとしては、数多くの美しいカラー写真に、取材者のリポートと数字データを加えた「写真集」と「ノンフィクション」の 間、といったところだろうか。
bk1では“美術・デザイン・写真”のジャンルに入っている。
もちろん写真集として、申し分のない迫力と際立った個性を持っている。
何故、写真集を買うのかと問われれば、わたくしなら「見たことのないものを見てみたいから」と答える。
この本は、その要求に応えて余りあるものだ。

これは世界30カ国の「ふつうの家庭」をひとつ尋ね、「ふつうの生活」を写真とビデオに収め、聞き取り取材し、数字に代えられるデータのあらゆるものを集め、厳選されたカラー写真を中心にまとめ上げたものである。
「ふつうの家庭」を選ぶにあたっての基準やその方法、実際に取材に至るまでの苦労などは、本書に解説されている。
「“ふつうの家庭”なんて、どこにもないのだ」といった皮肉めいたご意見もあるだろう。
もちろん、とある国での一般的な生活状況を、たったひとつの家庭に代表させるなんてことには無理がある。
とりあえず、ここに収録されている日本の一家庭の様子を窺ってみて、それを普通と感じるかちょっと違うと感じるか、それをもって他の29カ国で取り上げられた家庭の「ふつうさ具合」を測る基準としてもよいだろう。
普通に対する認識のズレもまた、楽しめばよいと思う。

本書のメイン。このプロジェクトをこれまでの報道写真やただの記録資料から際立たせているのはなんといっても、各国の冒頭見開き写真だ。
家の中のあらゆるものを全て家の前に運び出し、家を背景に、家族もみな並んで写ってみる。家具も衣服も食器も電化製品もペットも家畜も何もかも。
「生活」をたった一枚の写真に凝縮してしまおう、というこんな直接的な(ばかげたとも言えるような)冒険は、あろうことか大成功をおさめている。
もの=material。そのひとつひとつが、一目にできることによってまたさらに、見事にその家庭の生活状況を語っている。
ベンツや日本車計4台や24人掛けソファーを持つクウェートの一家。
色鮮やかなキルトと敷物を何十枚も積み上げたウズベキスタンの一家。
砲弾を受け崩れ落ちそうなベランダにトマトやブロッコリーの鉢を並べたボスニアの一家の写真には唯一、家族以外の人間が写っている。自分の持ち場で銃を構える国連軍の兵士だ。長女の夫もまた、迷彩服を着ている…。

“著者”として記されているマテリアル・ワールド・プロジェクトとは、ひとりの写真家の呼びかけに応じたカメラマン、記者、学者など18人のメンバーから成る。
米、英、仏、南米、香港など様々な国の出身者であり、かつ、各々が世界中を縦横無尽に駆け回り、TIME、LIFE、News Week、Forbes、National Geographicなど、名だたる有力紙にその写真と記事を掲載し続けている最前線の報道カメラマン、記者たちである。
彼らが日常的に扱う題材は自ずと、現地での社会問題、環境破壊問題、そして内戦の現状などだったろう。
そんな彼らの経験と行動力に支えられたこの極めて特異なブロジェクトの成果が、子供から大人まで、より多くの人の眼に届いて欲しいと思う。
¥1,950という手頃な価格設定は、プロジェクトメンバーと出版社のそういった気持ちの表れだと理解する。

一番最初の取材だったという日本での日付が1992年だから、丁度10年が経つ。
世界地図が刻々と書き換えられるのと同様、ここに取り上げられた国々にも各家庭にも状況の変化があるだろう。
巻末の統計データなども現在有効ではないものが多いことは間違いない。
ただし記録とは、最新の情報でなければ意味がない、というものではないと思う。
1992年から1994年の世界の一部を記した明らかな記録として、今これを手に取ることだって十分に有効だ。
何より、とにかく、楽しめるのだから。

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低い評価の役に立ったレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2004/03/19 16:52

内容紹介

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

TOTO出版では、1994年に出版した『地球家族 世界30カ国のふつうの暮らし』の続編、『続・地球家族 世界20カ国の女性の暮らし』を12月10日に発行いたします。今回は、取材チームを女性だけで編成し20カ国、21人の女性にインタビューを敢行。取材という枠を越えた女性同士の率直な語り合いが感動的な一冊です。

[概要]

1996年の発売以来、全米で6万部突破のロングセラー。「女性の愛、情熱、苦労といった世界中の人間社会を見えないところでしっかりと支えているもの--がいかに美しいか、それを讃えるものとして輝いている。」 「申し訳ありませんが、家の中の物を全部出して写真を取らせてもらえませんか?」の驚きの取材から約3年を経て、マテリアルワールド・プロジェクトのメンバーは決して表には出てこなかった女性の存在に気がつきました。世界各国の平均的な家庭の幸せ、豊かさといったものをつぶさに見た、その家庭や日々の生業を支えているのは、実は弱き者と思われている女性達だったことを。「あなたの夢は?」「今の暮らしに満足していますか?」など、ある国の女性にとって時には残酷ともとれる、しかし、素直な質問で進行するインタビューを中心に豊富な写真、各国の統計データ、家族のプロフィール、その国の女性事情、そして取材にあたったスタッフの所感も生々しい取材ノートなどで構成されています。男にさらわれて、その男の嫁になったエチオピアの女性、クリスマス・イヴに夫を殺されたロシアの女性など、平均的というよりも、波瀾万丈な女性の生きざまを赤裸々に語り尽くしています。

[取材国]

アルバニア/ブータン/ブラジル/中国/キューバ/エチオピア/グァテマラハイチ/インド/イスラエル/イタリア/日本/ヨルダン/マリ/メキシコ/モンゴル/ロシア/南アフリカ/タイ/アメリカ合衆国
(世界20カ国の女性に対する統計一覧、用語解説など)

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39 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

何度でも、何年先でも、手にとってみたい

2002/10/15 19:16

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:HATA - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジャンルとしては、数多くの美しいカラー写真に、取材者のリポートと数字データを加えた「写真集」と「ノンフィクション」の 間、といったところだろうか。
bk1では“美術・デザイン・写真”のジャンルに入っている。
もちろん写真集として、申し分のない迫力と際立った個性を持っている。
何故、写真集を買うのかと問われれば、わたくしなら「見たことのないものを見てみたいから」と答える。
この本は、その要求に応えて余りあるものだ。

これは世界30カ国の「ふつうの家庭」をひとつ尋ね、「ふつうの生活」を写真とビデオに収め、聞き取り取材し、数字に代えられるデータのあらゆるものを集め、厳選されたカラー写真を中心にまとめ上げたものである。
「ふつうの家庭」を選ぶにあたっての基準やその方法、実際に取材に至るまでの苦労などは、本書に解説されている。
「“ふつうの家庭”なんて、どこにもないのだ」といった皮肉めいたご意見もあるだろう。
もちろん、とある国での一般的な生活状況を、たったひとつの家庭に代表させるなんてことには無理がある。
とりあえず、ここに収録されている日本の一家庭の様子を窺ってみて、それを普通と感じるかちょっと違うと感じるか、それをもって他の29カ国で取り上げられた家庭の「ふつうさ具合」を測る基準としてもよいだろう。
普通に対する認識のズレもまた、楽しめばよいと思う。

本書のメイン。このプロジェクトをこれまでの報道写真やただの記録資料から際立たせているのはなんといっても、各国の冒頭見開き写真だ。
家の中のあらゆるものを全て家の前に運び出し、家を背景に、家族もみな並んで写ってみる。家具も衣服も食器も電化製品もペットも家畜も何もかも。
「生活」をたった一枚の写真に凝縮してしまおう、というこんな直接的な(ばかげたとも言えるような)冒険は、あろうことか大成功をおさめている。
もの=material。そのひとつひとつが、一目にできることによってまたさらに、見事にその家庭の生活状況を語っている。
ベンツや日本車計4台や24人掛けソファーを持つクウェートの一家。
色鮮やかなキルトと敷物を何十枚も積み上げたウズベキスタンの一家。
砲弾を受け崩れ落ちそうなベランダにトマトやブロッコリーの鉢を並べたボスニアの一家の写真には唯一、家族以外の人間が写っている。自分の持ち場で銃を構える国連軍の兵士だ。長女の夫もまた、迷彩服を着ている…。

“著者”として記されているマテリアル・ワールド・プロジェクトとは、ひとりの写真家の呼びかけに応じたカメラマン、記者、学者など18人のメンバーから成る。
米、英、仏、南米、香港など様々な国の出身者であり、かつ、各々が世界中を縦横無尽に駆け回り、TIME、LIFE、News Week、Forbes、National Geographicなど、名だたる有力紙にその写真と記事を掲載し続けている最前線の報道カメラマン、記者たちである。
彼らが日常的に扱う題材は自ずと、現地での社会問題、環境破壊問題、そして内戦の現状などだったろう。
そんな彼らの経験と行動力に支えられたこの極めて特異なブロジェクトの成果が、子供から大人まで、より多くの人の眼に届いて欲しいと思う。
¥1,950という手頃な価格設定は、プロジェクトメンバーと出版社のそういった気持ちの表れだと理解する。

一番最初の取材だったという日本での日付が1992年だから、丁度10年が経つ。
世界地図が刻々と書き換えられるのと同様、ここに取り上げられた国々にも各家庭にも状況の変化があるだろう。
巻末の統計データなども現在有効ではないものが多いことは間違いない。
ただし記録とは、最新の情報でなければ意味がない、というものではないと思う。
1992年から1994年の世界の一部を記した明らかな記録として、今これを手に取ることだって十分に有効だ。
何より、とにかく、楽しめるのだから。

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紙の本

時間をかけてすみずみまで見たい本

2017/09/11 18:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る

古本で目にした時から欲しくてたまらなかった本。なかなか再開できず、あの時買っておけば・・と何度も後悔していましたが、新品を入手できました。
家の中のものを全部屋外に出して撮影しているわけですが、また入れる時はさぞかし大変だったろうと思います。
それぞれのお国柄、文化や経済水準などが実によくわかります。
端の方や物かげある小さなものまで、虫メガネを使って舐めるように見たい一冊です。
この内容で2000円を切るとは。驚きです。

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紙の本

前人未到の大プロジェクト各国の暮らしぶりから浮き彫りになるものは?生活を見直すきっかけにも。

2005/01/02 07:10

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「申し訳ありませんが、家の中の物を全部、家の前に出して写真を撮らせてください。」こうお願いし、家族と共に1週間暮してアンケートをとり、家族のデータベースを集めて出来たのがこの本です。
その数30か国。世界の断面図を反映するものとして、183の国連加盟国の中から選択されました。まさに前人未到の大プロジェクト!
 
 興味深いことに、最初の撮影は日本。もし日本でプロジェクトに協力してくれる家族を見つけられれば、世界中どこに行っても大丈夫だと思ったとか(理由はあとがきに)。
 
 家の前に家族とずらりと並んだ持ち物。一緒に写った姿は見ものです。
表紙はマリのナトマさん一家。第一夫人、第二夫人とその子どもたち、穀物をするためのうすときね、洗いおけ、先祖伝来の壊れたマスケット銃などとともに写っています。

 日常生活のレポート、スナップもあり、そこから家族の暮らしぶりを想像してみるのも楽しい。
 巻末には各国の統計データがあります。
食費支出割合、カロリー摂取割合、平均寿命、乳児死亡率、医師1人当たりの患者数、読み書き率…
 家族のプロフィール、写真家が感じたことも記載されています。
家族への質問内容は、大切なもの、ほしいもの、成功の印、避妊法、現在の仕事・ライフスタイル、食生活に満足しているか、自分たちを豊かだと思うか、貧しいと思うか、両親より良い生活をしているか、未来など。
それぞれの回答から浮き彫りになるものは、生活様式の違いだけではありません。
 
 見るたびに新たな発見があります。
暇なときにじっくりと眺めてみたい(暇つぶしには最適です)。
家族で見て、感じたことを話し合ってみるのもいいかもしれません。
自分たちの生活を見直すきっかけにもなりそうです。


【月乃春水 本のことあれこれ】


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紙の本

内容紹介

2004/03/19 16:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

TOTO出版では、1994年に出版した『地球家族 世界30カ国のふつうの暮らし』の続編、『続・地球家族 世界20カ国の女性の暮らし』を12月10日に発行いたします。今回は、取材チームを女性だけで編成し20カ国、21人の女性にインタビューを敢行。取材という枠を越えた女性同士の率直な語り合いが感動的な一冊です。

[概要]

1996年の発売以来、全米で6万部突破のロングセラー。「女性の愛、情熱、苦労といった世界中の人間社会を見えないところでしっかりと支えているもの--がいかに美しいか、それを讃えるものとして輝いている。」 「申し訳ありませんが、家の中の物を全部出して写真を取らせてもらえませんか?」の驚きの取材から約3年を経て、マテリアルワールド・プロジェクトのメンバーは決して表には出てこなかった女性の存在に気がつきました。世界各国の平均的な家庭の幸せ、豊かさといったものをつぶさに見た、その家庭や日々の生業を支えているのは、実は弱き者と思われている女性達だったことを。「あなたの夢は?」「今の暮らしに満足していますか?」など、ある国の女性にとって時には残酷ともとれる、しかし、素直な質問で進行するインタビューを中心に豊富な写真、各国の統計データ、家族のプロフィール、その国の女性事情、そして取材にあたったスタッフの所感も生々しい取材ノートなどで構成されています。男にさらわれて、その男の嫁になったエチオピアの女性、クリスマス・イヴに夫を殺されたロシアの女性など、平均的というよりも、波瀾万丈な女性の生きざまを赤裸々に語り尽くしています。

[取材国]

アルバニア/ブータン/ブラジル/中国/キューバ/エチオピア/グァテマラハイチ/インド/イスラエル/イタリア/日本/ヨルダン/マリ/メキシコ/モンゴル/ロシア/南アフリカ/タイ/アメリカ合衆国
(世界20カ国の女性に対する統計一覧、用語解説など)

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2005/06/20 09:56

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2005/11/25 07:19

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2006/08/12 21:00

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2007/05/20 23:30

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2007/09/19 20:45

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2008/05/16 13:33

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2008/10/29 20:55

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2009/02/20 23:24

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2009/02/26 08:22

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2009/10/23 01:52

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2010/03/17 00:05

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