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ヴァンパイアとなったレスタトは、臨終間際の母を自らの手により天使のような美貌のヴァンパイアに変身させた。だが恋人同士のようにパリの町を徘徊す二人に、地下墓地を根城にし古い掟にとらわれた同族たちが襲いかかる。しかし彼らは強力なレスタトの敵ではなかった。レスタトはその集団のリーダー、アルマンから、彼の師で伝説的なヴァンパイアであるマリウスの話を聞き、自分たち闇の一族の源をたどる旅に出た。それは数千年にわたる暗黒の歴史を問う、世界を巡る旅だった──。壮大なヴァンパイア・クロニクル!!
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「夜明けのヴァンパイア」でルイが語ってた話の全貌といいますか、真実といいますかそんなものが明かされています。
決して間違ってはいないけれど、物事の捉え方の違いや、身勝手な妄想によって生まれた誤解によって起きた悲劇だった、といいますか。
「ルイ側」で捉えるか「レスタト側」で捉えるかでちょっと考えてみるのも面白いと思います。
最終的な二人の出会いにはちょっと泣いてしまった。
ヴァンパイアは不死だから誤解を解くのも気長でいいよね、て思いますよね。
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続いてる~。しかも前作読んでないので、思い切り読みたくなりました。人間からヴァンパイアになる過程や苦悩が濃い。宗教観の違いからか、中盤はまどろっこしく感じたけど、それを置いても次々にページを繰りたくなりました。映画もまた観たくなりました。DVD出てるかな?
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吸血鬼の始祖 が興味深い。
こういった起源説は思いつかなかったなぁ。。
ネタバレ。
1作のルイと行動を共にしたアルマンが今作のアルマンだと
下を読むまで気づかず。。
これまたルイ視点とは全く違った印象を受ける。
若い頃に吸血鬼となり、年齢は一番上だが
長く生きても上に立つ器にはなれないという事なのか。。
ここら辺の見解がマリウスとの会話でも触れられていたが
面白いなぁ、と。
感情面が
吸血鬼になった者は一度、死ぬ、とか。
不死というファンタジーな世界観にリアリティがあって。
そしてめっちゃ続く!!という終わり方でした。。
気になる。。!!
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下巻は、レスタトのヴァンパイアになった当初の冒険から、パリのアルマン、その師マリウスと古きヴァンパイアの秘密を語ることにより、ヴァンパイア自体の起源を描いている。神話との結合がクロニクルズ全体の中でも面白いところ。
後半から次作へ続く、新たな冒険への幕開けがこの作品群の一番読み応えがあるところ。
次回は「呪われし者の女王」。