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太宰治研究 1 〈特集〉『晩年』

太宰治研究 1 〈特集〉『晩年』 みんなのレビュー

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紙の本

前期(文壇登場期)の太宰治の魅力

2002/02/28 02:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

 太宰治の同時代評(各作品の初出時の新聞・雑誌等の評)を丹念に集めて、太宰治研究の基盤をつくってきた、山内氏の編集による、『晩年』の作品論。『晩年』は太宰治の第一創作集だが、この時期の太宰治はデカダンスに浸った実生活的興味で読まれがちであるが、本論文集は、そのような小説が、どのような方法意識によって書かれたものであるかを、具体的に分析した刺激的な論考が集められている。昭和十年前後は、小説の方法的模索が、飛躍的に奨められた時期であるが、その旗手といもいえる太宰治についての分析は、単に太宰治の作品論としてだけではなく、私小説的方法への懐疑やマルクス主義的な創作の限界を踏まえ、〈新しい〉表現への模索(と情熱)で満たされている。特に、曾根博義の「魚服記」論は、読者がどのように小説を読み進め、どのような情報を獲得し、それがどのような読解に結果としてなっていくかを、微分的に分析した繊細且つ説得的な論考で必読。我々がどのように小説に向き合い、どのような(無意識の)プロセスを経ているかを、平明な言葉で解き明かしており、この論考を読んだ後には、他の小説に関しても読書の仕方に影響を及ぼすのではないかと思われるほどの面白さがある。もちろん、他の諸論文についても、どのように評してよいか分かりづらい太宰治前期の前衛的小説について、それぞれのアプローチで、面白い読みを打ち出しており、勉強になるだけでなく、読み物としても楽しい一冊。

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