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紙の本
って、食べれるの
2001/09/07 09:41
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投稿者:REV - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、当時あった社会的な事件・事象について、著者の観点から語っているものです。例えば、オウムや自衛隊派遣など。
これらの事件の中で、知識人と呼ばれる人たちのどうしようもなさとかが見えたり、見えなかったりした。
思想をよく知っている、知識のある人たちが、どうしようもないことをいう。よく考えれば、困った事である。思想を知っていてもどうしようもないってことだから。
それに対して、著者は、それは思想・知が広い社会に行き渡らないで、仲間内・蛸壺のなかだけで流通しているから、そんなことになったんだ、と言っている面もある。
思想・知識・教養があれば、無い人よりも世の中の事を分かっている人間である、と考えてしまうかもしれないが、そうではない。
思想は、社会の役に立つ、もっと丁寧に書くと、社会の合理性・仕組みではどうしようもないときに、人に力を与え、なにかに動かすことができるかもしれないから、可能性があるのだ。
全編にわたり、そのような知のあり方を示してくれるものが本書である。
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