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人間て雑食っすね。ほんと。
自分は食にコダワリがないんだなぁと実感。
グロテスクな表現もあり。
事例は主にフランス。
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色んな時代の王様や貴族達の意地汚く、強欲で醜い食事風景が描かれている、とてもお耽美な本。
食フェチには持ってこいの堪らんエロティシズムを発揮してくれる、謎のフェチ本。
カキが大好きで100皿以上カキを食べる王様や、とてつもない長いコースを振る舞う貴婦人。
その汚いくらいの強欲さにうっとりします。
ゴワンフルリな世界が堪能出来ますよ。
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3/14 読了。
直近に読んだ「食魔」では肯定的に語られていたフランス人の料理への執着が、フランス人によって笑える悪徳の歴史に語り直されるおもしろさ。味音痴を通り越して「食卓の奇人」と呼ばれたサン・クリック侯爵だの、リラダンやアナトール・フランスを呼んで毎夜晩餐会を開いた挙句、狂気に捕らえられ仮面舞踏会の衣装で埋葬されたニナ・ド・ヴィラールだの、お祖母さんの遺灰をそれと知らずにスープにして飲んだら当たった家族だの、三面記事のように愉快な悲喜こもごもが列伝になっている。フランスの食卓の歴史であり、料理の歴史であり、流行の、そして文化の歴史なんだなぁこれは。
注がとても丁寧な上、訳者あとがきでは本邦の食道楽文学も紹介されていて至れり尽くせり。
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[ 内容 ]
愛や貪欲や野心に増して世界を導く最高の情熱、食欲。
旺盛な食欲、淫食、より正確には大食。
食べるという行為のすさまじいまでのエネルギー。
古代欧州から始まる仏文化圏の、食にまつわる様々なエピソードを縦横無尽に語る。
[ 目次 ]
第1部 古代~18世紀(古代ギリシアの饗宴;『旧約聖書』が伝える「バルタザール王子の饗宴」 ほか)
第2部 19世紀(1800年。肥満してセント・ヘレナで死んだ、ナポレオンの奇妙な予感;ヴェリー兄弟によるチュイルリー宮殿の豪奢なレストラン ほか)
第3部 二十世紀(1900年、ベルエポック。大食、太鼓腹、女性の肉体の丸みが富の象徴だった;ミディアムで焼いた羊の股肉を絶賛、詩にしたラウル・ポンション ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]