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紙の本

リアリズムとユートピア小説。

2011/01/06 09:16

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わたなべ - この投稿者のレビュー一覧を見る

トウェイン晩年の傑作。岩波の「不思議な少年」は作者の死後に出版社がこの作品の冒頭と結末を作者が没にした旧稿にくっつけて出したものらしく、かなり内容が違っていて、冒頭から中盤まではほとんどプロレタリア文学的な労働現場での人間関係力学を中心に物語が推移し、謎が謎を呼ぶ展開の中からしだいに44号の「本性」がむき出しになっていき、それと同時に彼の言葉として人間と世界に関するほとんどペシミスティックな文明批評とキリスト教批判と、さらにそれを可能にする一種の自然科学的認識を背景にしたほぼSF的な「世界」のヴィジョンが語られていく。ここらへんのユートピア/風刺小説的なストーリーテリングとプロットは実に見事で、ああ成程「南北戦争以後」というものがあるのだなあとしみじみ思わせられた。こういうのを読んでいて思うのは、たしかノースロップ・フライが、リアリズムというのは現実をそのまま写し取ることでむしろ皮肉な笑いを誘うサタイアの一種なのだ、と言っていたことで、トウェインの作品の背景を為す自然科学的な世界認識が、ユーモリストとしてのトウェインを支える「思想」なのであってみれば、彼の作品がリアリズムとユートピア小説の二つの傾向を示すのは当然ななのかもしれない

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