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のろのろデイジー ふなのりネコだいかつやく みんなのレビュー
- ロブ・ルイス (さく), ふなと よしこ (やく)
- 税込価格:1,388円(12pt)
- 出版社:ほるぷ出版
- 発行年月:1995.9
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絵本
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紙の本
自分らしくがんばること
2010/09/11 10:01
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
デイジーはふなのりネコ。
むぎやこしょうを運ぶ船に乗り、遠くの海を渡っています。
デイジーはロープにもたれていねむりばかり。
船の中のねずみを退治しようとしないどころか、
ねずみを追いかけたことすらないネコなのです。
帆はネズミがかじって穴だらけ、
地図はネズミの足跡だらけ、
塩漬け肉にはねずみの歯型。
船員たちは困って文句を言っています。
デイジーをかばうのは、ネコの好きな見習いコックの少年だけ。
とうとう船長は宣言します。
「こんどだけだぞ。ネズミたいじをしないと つぎのみなとで うりとばすぞ!」
デイジーはこの話をマストの上で聞いていました。
海のくらしが一番なのに、船を下りることになったら大変!
なんとかネズミ退治をしなくっちゃ!
だけど、ネズミたちはデイジーをばかにしています。
「のろのろネコの おばかちゃん!」と言って、
デイジーが現れても逃げようとしません。
逆にネズミにひどい目に遭わされてばかり。
がんばってもからまわりばかりで、
船員たちには遊んでいるか居眠りしているかのようにしか見えないのです。
結局ネズミを捕まえられなかったデイジーは、次の港で売られることになってしまいました。
ところがその夜、ひどい嵐がやってきて・・・。
ずっと役立たずだと思われていたり、自分もそう思っていたりするときは、
もしかしたら、がんばっている方向が自分に向いていないのかもしれません。
きっと誰もが自分に向いた方法で輝くことができるはず。
デイジーはデイジーらしくそれを私に教えてくれました。
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