サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

文庫・ライトノベル全品2倍(~7/31)

文庫・ライトノベル全品2倍(~7/31)

hontoレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー8件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

狭間に生きる者たちの決断

2010/03/06 12:18

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作は、前編との関係でいうと『黒ねこサンゴロウ3:やまねこの島』に登場した
やまねこ族の隠れ住む<貝がら島>が舞台となる。

『やまねこの島』では、サンゴロウと友人で医師のナギヒコとの関係が中心に語られていたが、
本作では、サンゴロウは、貝がら島のやまねこ族の後継者争いに巻き込まれていき、
サンゴロウとやまねこ族の末裔達とのやりとりが話の中心をなす。

ナギヒコの思い人であるクルミは、貝がら島の医師である。

サンゴロウとナギヒコが訪れたときから、
貝がら島の外の世界に思いをはせているようなところがあった。

そして、その思いのために、クルミは少しずつ準備を進めていたのである。

やまねこ族とうみねこ族の間には、先祖の時代に大きな確執があった。

だが、ナギヒコにカレハ熱から助けられた若い者を中心に、
意識が少しずつ変わってきてもいる。

後継者争いに巻き込まれて、捕らえられたサンゴロウを助けるのは、
そういった子どもの世代なのだ。

サンゴロウは、内省も観察も鋭く、短い言葉で核心を突いていく。

言葉少なな中の冒険者的な名言も健在である。

  おれは、どっちみち陸じゃ死なない。

  死ぬときは、船といっしょだ。

シンプルだが、とても惹かれる。

  きっと大きな波がくる。

  きたら、うまくのれよ、サンゴロウ。

自分も一緒に波を待ってしまうのだ。

サンゴロウは、囚われている部屋で悪夢を見る。

  (家がもえている。倉庫がもえている。
   さけび声が聞こえる。
   火の粉をあびてにげまどう、たくさんの黒いかげ。)

ところが、それは・・・。

  ちがう。夢じゃない。記憶だ。

  はるかむかしの、遠い北の陸地。

  うみねこ族とやまねこ族の最後のたたかいの夜。

  これは、だれの記憶だ?

  だれが、なんのために、おれにこんな古い悪夢をみせる?

サンゴロウの記憶は、この状況の中で考えていたのだ。

  (船をまもらなくては。船を……。)

本作は、サンゴロウの封印された記憶がキーにもなっている。

もうひとつのキーが、やまねこ族の末裔達が、
島のおきてで、長い間船を禁じていた理由、
そして、北の陸地を離れてなぜこの島にやってきたのか。

このやまねこ族の長老の衣装なのだが、
どことなく、アイヌの文様のようにも見える。

やまねこ族は、うみねこ族との最後の大きなたたかいで、二せきの船を手に入れた。

一せきは燃えてしまったが、もう一せきは無傷だった。

やまねこ族は、よりすぐった者たちを集め、その船に乗り、
もっと豊かな「南の陸地」があると信じて、航海に出た。

本作は全体として、北の島々の物語なのだ。

やまねこ族は船の操縦はできなかったはずである。

だが、貝がら島にぶつかって沈んでいる船は大型船である。

  長老の家には、代々つたえられている話がある。

  アンモナイト号の船長は、黒いねこだった、とね。

アンモナイト号の船長とサンゴロウ。

二匹の黒ねこの符合。

  うみねこ族も、やまねこ族も、
  きっと、もとは敵どうしじゃない。

  海にでていく船は、山の木でつくられる。

  海と山は、ふたごの兄弟だ。

  おれたちは、おなじ月をみて、
  おなじ歌をうたうなかまだったのかもしれない。

本作は、狭間に生きる者の物語である。

いや、シリーズ全体がそうなのかもしれない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

遠い記憶。

2002/06/15 23:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本箱屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

長老「カシザエモン」が死んだやまねこの島では
「ナラジロウ」と「クヌギ」の兄弟が
次の長老になる為あらそっていた。

うみねこ族のこどもは木の葉のボートをつくり
それを水にうかべることから始める。
帆を張り、ヨットに乗り、そうして自分の船を作る。
やまねこ族はやまねこ族の船を。でなければどこへも行けない。
古いおきてを変え、ふるさとへ帰る船を作るのだ
という「ナラジロウ」にそんな話をしたかったと
「サンゴロウ」は思う。

「クルミ」は「サンゴロウ」に同行し島をでる。
やまねこの島がこれからどうなるか。
どんなにひどいあらしでも必ず終わりがくるように
いつか変わる日がくるだろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/10/29 22:14

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/06/08 02:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/03/16 23:25

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/11/16 17:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/04/02 12:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/01/05 18:31

投稿元:ブクログ

レビューを見る

8 件中 1 件~ 8 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。