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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.5

評価内訳

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

遊び心あふれる名作

2002/12/26 01:42

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アシェ - この投稿者のレビュー一覧を見る

強力な動機を持つ六人の容疑者。真犯人を除いた五人がレッド・へリング(偽の手がかり)をばら撒いて…タイトルにはそういう意味がこもっています。
真犯人以外の五人は事件のことも知らずにそれぞれ怪しい行動をしているのですが、ただでさえ難解な事件が、そのせいで余計に複雑化していく、という趣向です。
クライマックスでは捜査側の五人がそれぞれ別の犯人を、それぞれにもっともらしい理由を付けて告発するのですが、ここにはもしかすると、この作品の二年前に発表された、A・バークリー『毒入りチョコレート事件』の影響があるのかも知れません。そんなところといい、事件現場で捜査中に
(ここでピーター・ウィムジィ卿は、探しているものとその理由を巡査部長に告げたのだが、頭のいい読者諸君は詳細を聞くまでもないと思われるので、このページから省略させていただく)
…などと、あからさまに手がかりを伏せるところといい、稚気に溢れていて、これぞ正統派英国推理小説、との思いを抱きました。こういう遊び心なくしては、彼の国の推理小説は語れません。
また、この作品で使われたトリックは、その種のトリックが世界一発達している我が国(ここまで書いてしまうとどんなトリックか分かってしまうでしょうか)の読者から見ても斬新だと思われます。

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