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紙の本

ハリー・ボッシュ史上、もっともパーソナルな物語

2015/11/22 07:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

順調に、ハリー・ボッシュシリーズ4作目。
例によって例のごとく、ハリーが謹慎処分されているところから話はスタート。 彼が何をやったかはのちのち明らかにされますが、時期がちょうどLAを大地震が襲った直後。 ハリーお気に入りの家も半壊で行政から立ち退きを迫られている(が、ボッシュはそれに素直に従うような人間ではない)。 前作でやりなおしたかに見えた恋人にも去られ、謹慎という名の長期休暇を持て余すボッシュは、ついに禁断の箱:自分の母親殺害事件を再調査することに・・・という話。

このへん、ちょっと『ブラック・ダリア』が入ってるのかと思えば、ハリーには内的にこもる鬱感情は見られず、むしろどんどん外側に攻撃的になるようだ。
けれど、ハリーの母親に対する想いとか、上役アーヴィングとの言葉は少ないが行間にいっぱい何かが含まれている会話など、“ひとりの人間としてのハリー・ボッシュ”をこれまでの中で最も掘り下げた作品で、すごくパーソナルな香りがします(勿論、追い詰めるべき犯人も存在しますが、ちょっと付け足しの感あり)。

ハリーファンならば多分感動するところ・・・なのですが、あたしはそこまでハリー本人に対して特別な(?)感情は抱いておりませんので、「よかったね」な感じです。

結構このシリーズ、現実にアメリカで起きた出来事(ロサンゼルス大地震だけじゃなく、O・J・シンプソン事件やら大企業や政治家の汚職やら)がさりげなく織り込まれてるのですよね・・・ということは『イソノ界』的ではなくハリー・ボッシュの世界は現実そのものということで、否応なく彼は年齢を重ねていくということよね・・・。
ボッシュが定年まで続くのかしら? いや、彼ならば警官でなくなっても、事件とあらば首を突っ込むんだろうな。

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