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紙の本

クーデター選挙マスコミ体制分析教科書

2005/10/18 22:05

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sheep - この投稿者のレビュー一覧を見る

クーデター選挙たけなわの頃、知人の依頼で本の捜し物をした所、小選挙区制導入時のテレビを分析した本書が現われた。画面と発言記録による、当時の状況の克明に再現・解説だ。
あれは今回の政財マスコミ共謀人心操作選挙予行演習だったことが今読むとわかる。
改革派(小選挙区論者)守旧派(中選挙区論者)を叫びたてた代表的なものが有名ニュース番組、タレントであり、それに登場したおなじみ政治評論家的連中だった。
久米宏
テレビ専門「学者?」福岡政行
大学教授、内田健三(元共同記者)
政治家、小沢一郎、武村正義
連合前会長、山岸章等々
12年前のいわゆる守旧派(中選挙区論者)には鯨岡兵輔、島村宜伸、小林興起がいる。
「小選挙区を導入したらかえって金がかかる。」と島村宜伸は述べた。
「日本は滅びる」とあ当時小林興起は叫んでいた。小林氏、今回落選した。
12年前のテレビ編成、何のことはない2005クーデター選挙の準備だった。
12年前国民の希望は、金丸事件に象徴される政官財の癒着構造の一掃のはずだった。
ところが、政治改革の話題「小選挙区制導入」一辺倒に歪められた。
「ピカピカの細川印の風呂敷をめくったら、どす黒いゼネコン独裁政治が隠されていた」こんな悪夢にうなされているのは私だけであろうか。と著者は言う。
テレビはいわゆる「改革派」の宣伝装置と化していた。出演者選択の段階から。
「新生党はちゃんちゃらおかしい」という立花隆や
「すり替えの典型・小選挙区制論」者の大前研一等、
小沢と激論をかわしそうな顔ぶれ、ニュースステーションには招かれなかった。
招かれたのは、例えば今回小泉体制と孤軍奮闘したかの感のある森田実氏だった!
獲得投票数でさほど差がないにもかかわらず驚くべき議席数差!
インチキ選挙制度で、アメリカ式のインチキな二大政党制度にしようというのが政財界の狙いだろう。当時、大手新聞社のトップが揃って選挙制度審議会に顔を並べていた。
明らかに政財界マスコミが手を組んでしかける政変第一段階。
今回の大成功、最初のホップ段階で小沢が敷いた小選挙区制でマスコミが暴走したおかげ。陰の功労者は第二自民党、民主党陰の党首小沢だ。
日本を「三段飛び」で変える計画があるのではないかと、今本書を再読して思う。
マスコミ政財界ぐるみキャンペーンで、小選挙区制度導入という「ホップ」。
クーデター解散による与党独裁衆議院実現の「ステップ」。
そして憲法破壊の「ジャンプ」で属国は奈落の底に沈む。見事な属国の参戦計画だあ。
マスコミ駆使の選挙歪曲がアメリカのおはこである以上、属国の選挙は宗主国のコピーだ。広告会社テレビ新聞。民度の低さに比例して、阿漕さもさらに露骨。
思い出されるのはあの時、果敢に小選挙区制に反対した石川真澄氏だ。その彼も今はないが、遺書とも呼べる本が刊行された。小選挙区制による歪みの結果の恐ろしさの予想も、常識的だが憲法破壊に反対する野党連合の提案もある。題して「戦争体験は無力なのか」。
911投票結果を見れば「戦争体験は無力なのだ」。
本書も、「戦争体験は無力なのか」もベストセラーとはほど遠く、予想通りの選挙結果。
60年周期で歴史は繰り返す。今度は世界帝国属国として戦争するという違いはあるが。
テレビ新聞いずれも本書が書かれた当時よりさらに徹底した報道管制下にある現在、小選挙区制度もマスコミの不在も、より徹底的に検討されるべき話題。しかし酷いマスコミ、テレビ、不満を言うだけでは状況は変わらない。「誰がテレビをつまらなくしたのか」の書評のようにせめて不買運動は即実行すべきだろう

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2009/07/10 20:03

投稿元:ブクログ

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