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紙の本
騙されても爽快な気分
2007/02/06 00:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作程分厚くなく、程よい厚みと取っ付き易い現代調のストーリー展開。実に好みです。
そして、かつてない程多数の死者が出ます。
分かり易くない犯人像。「こいつが犯人か!」と一安心するや否やどんでん返しの連続に翻弄されます。
単なる謎解きに終始しないのも憑き物落としらしく良い結末。
紙の本
蜘蛛
2001/08/20 01:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:尋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
目潰し魔や絞殺魔という殺人鬼が出てきて人が沢山死ぬ話。事件が蜘蛛の糸の様に複雑に絡まり合って、解決のときにあんまり説明がないので、気を抜いて読んでいるとついていけなくなります。読み終えた後でもう一度よんでみなきゃちょっと気が済まなくなる本。この本は塗仏の宴にも続いていく…というか関わっていくので宴読むのなら読んでおいた方が良いです。
紙の本
女性陣の活躍ぶりに探偵たちもたじたじ
2001/07/23 12:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやー、なんだか疲れる一作でした。
今回、関口は登場しないに等しいので、あの語り口にうんざりしていた私としてはとりあえず嬉しい展開。とはいえ起きる事件はまたしても凄惨で、作者は本当に猟奇殺人が好きなようです。
『魍魎の匣』同様、かわいい顔をして大人を欺く少女が登場するのところは、ステロタイプではありますが、語り口が面白いので良いのではないかと。
しかしフェミニズム論の畳み掛けには思わず私も引きました。まあ言っていることは正論で、バカな男ども(女にもいますが)に聞かせたいくらいの説得力があるのですが、結局女性を晒し者にしてるだけにしか見えないようなのも事実。でもそういう風に捉えてしまう自分もまた、男根主義の悪弊に染まっているのかもしれません。
女性受けを狙っているのか本当にそう思っているのか、京極夏彦は作品の中でフェミニズム的言論をよく展開していますが、本作はそれの集大成という感じもします。
「一見か弱くて従順そうな女性が実は一番強か」という真理をうまく描いているのはさすがと言うべきか。とにかく女性陣が老いも若きも大活躍!! 京極堂や榎木津も心なしか影が薄いです。