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全国アホ・バカ分布考 はるかなる言葉の旅路(新潮文庫)

全国アホ・バカ分布考 はるかなる言葉の旅路 みんなのレビュー

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みんなのレビュー44件

みんなの評価4.3

評価内訳

44 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

柳田国男も喜ぶだろう

2006/03/01 01:49

12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高杉親知 - この投稿者のレビュー一覧を見る

愉快で知的で、言語地理学の最高の入門書ではないだろうか。1990 年、「探偵! ナイトスクープ」のプロデューサーだった松本修は、番組内で関西の「アホ」と関東の「バカ」の境界を探ったことから日本全国の方言調査をすることになる。そこから導かれたのは、かつて柳田国男が「蝸牛考」で日本語に導入した、古形が周辺に残るという方言周圏論だった。一時期、過小評価されていた方言周圏論だが、本書で示された「アホ」、「バカ」等の分布はこれに見事に当てはまり、素晴らしいと言う他はない。結論の特番が日本民間放送連盟最優秀賞を受賞したのも納得だ。
最近の言語学者は文法中心で、あまり語源の探求をしない。しかし言語学の素人である氏はテレビ業界の強みを生かし、視聴者から情報を募ったり、アンケートを全国の教育委員会に送ったりして、日本方言学会で発表するほどの結論を得た。
周圏論以外にも、沖縄の「フリムン」の語源が「触れ者」ではなく「惚れ者」であることを証明したところや、「バカ」の語源の俗説を打ち破るところが読み応えがある。「バカ」は「馬鹿」でも「莫迦」でもなく、もっと教養と美意識に裏打ちされた表現だったのだ。本書で確認して欲しい。

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紙の本

やっぱり方言は奧が深い

2001/03/18 23:34

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小萩 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 作者の松本氏はあの「探偵ナイトスクープ」のプロデューサーで、番組内でこの「アホ・バカ」の分布を調査したことがきっかけでこの言葉の謎に取り組み始めます。学会発表までこなし、これまで謎の多かった(というかほとんど調べられていなかった)この「バカ・アホ」という言葉を調べ上げる経緯が記されています。
 私の実家の方では「フーケ」ですね。でも実際に使っているのはもうお年寄りばかりですが…。これは「ホウケ」の変化したものだそうです。古い言葉は地方(京都から遠い)の方言に残っているという説は知っていましたが、これほど同心円を描いて残っているというのは驚きでした。
 方言といえばこの本でも触れられていますが、やっぱり方言を考える時には今の行政単位よりも昔の藩の単位で考えなくてはならないこと。私は子供時代は父の仕事で長崎県内を転々としました。中学に入る時に諫早市に両親が家を建てたのでそこに住むようになったのですが、諫早はこれまで暮らした場所とは違いました。方言がわかるのです。なぜか。それは私の両親が佐賀県出身ということがポイントでした。諫早は一応諫早藩という小藩だったのですがこれは鍋島藩の支藩で、昔の国でいうと肥前の国なんですね。だからほとんど同じなのではなかったのでしょうか。諫早市の隣の大村市は結構言葉が違いますから(大村は大村藩。キリシタン大名で有名な大村純忠、ですね)。もしかしたら諫早氏は戦国時代に秀吉から(というか鍋島氏から)佐賀の地を追われたことも関係があるのかもしれません。
 ちなみに長崎県内でも長崎市内は天領でしたし、島原は島原の乱のあと、小豆島や大阪からたくさんの人が移住した(島原の乱で農民が死んでしまったため)ということですので結構言葉が違います。まぁ、よその人には全くわからない違いだとは思いますが…。
 きっと地方出身の方には楽しい一冊だと思います。

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紙の本

庶民の言葉

2012/09/29 11:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」に寄せられた一通の投書。
”大阪の人は「アホ」と言い、東京の人は「バカ」と言う。ならば、その境界は?”

バカバカしくて面白い、という事で、調査開始。
東京駅から東海道を西下し、「アホ」と「バカ」の境界線を探る。

が、そこで予想外の出来事が起こる。
名古屋駅前で第3の言葉「タワケ」が出現したのだ。
また、番組出演者から九州では「バカ」を使うという証言も出る。

「アホ」「バカ」の分布は東西で単純に二分割されるものではなく、もっと複雑らしい。
番組自体も予想以上の反響があり、「アホ」「バカ」分布の調査はさらに大掛かりに。
全国を対象にしたアンケートも実施した。

その結果、見えてきたのは様々な種類の人を罵倒する(あるいは逆に親愛の情を示す)言葉の分布。
そして、その様々な言葉は、京都を中心とした波紋のように、何重もの同心円状に分布していた。

それは民俗学者の柳田國男が「蝸牛考」で提唱した「方言周圏論」そのものであったのだ。

当初、番組の1企画であったものが、放送終了後も著者は、継続調査し、方言に関する学会で発表するまでになる。
本書は、のべ3年にわたる「アホ」「バカ」調査の過程と結果をまとめたもの。

カバーの裏に「全国アホ・バカ分布図」がついている。
「アホ」「バカ」という言葉ひとつを取り上げただけでも、日本各地で様々な表現の仕方がある、というは本書で初めて知った。
この分布図を見て、「アホ」「バカ」表現の様々な種類に思いを馳せたり、自分が住んでいた地域では、どんな言葉が使われていたのかを探すだけでも面白い。

ただ、すべての言葉が「方言周圏論」で説明できるものではないだろう。
言葉の種類によっては、ある場所(街道、川や山脈など)を境にキレイに分かれているものもあるかもしれない。

例えば、言葉ではないが、うどんのつゆの関東風と関西風は関が原が境界らしい。
関が原は中山道・北国街道・伊勢街道の交差する場所で、大軍が集まりやすい場所であったため、「天下分け目の戦い」の場所になったが、同時に物流の分岐点(もしくは交差点)でもあったためらしい。
言葉の分布にも影響を与えていそうな気がする。

「全国アホ・バカ分布図」は、そういう想像も広げさせる。


ところで、全国各地の「アホ」「バカ」に相当する方言に共通するものは、直接、人を罵倒する表現ではなく、何かに例えるケースが多い、というもの。
間抜けな(と考えられていた架空の)動物に例える、仏教の用語を用いて、中身の空虚さを表すなどの例がある。

昔、新聞記事か何かで、恋人に会えない苦しい気持ちを着物の帯をきつくしてしまった事に例えた和歌を欧米の人に紹介したところ、「なぜ、直接、”苦しい”と言わないのか」という反応が返ってきた、という記事があったのを(おぼろげな記憶だが)思い出した。
「婉曲的な表現」を好むのは日本人の国民性なのだろうか。
他の国の「アホ」「バカ」表現と比較すると、文化の違いが明確になったりして、面白いことだろう。

とにかく、こういう「庶民が普通に使う言葉」にこそ、お国柄が出てくるのだと思う。
だが、このような言葉ほど、今回の調査のような事がない限り、注目されることもなく、使われなくなるとひっそりと消滅してしまう。

建築家ミース・ファン・デル・ローエは
「神は細部に宿る」
と言ったそうだが、
「神は”どうでもいい事”に宿る」
とも言えそうだ。

あくまで「ときどき」ではあるが。

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紙の本

文化

2017/07/30 20:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:k2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

こういう本は、残すべき

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2006/01/23 20:05

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2004/10/28 23:15

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2007/05/16 13:29

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2005/11/21 14:18

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2006/02/04 11:47

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2006/05/11 23:21

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2010/05/23 12:18

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2007/02/13 21:25

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2006/08/03 09:19

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2006/10/25 11:14

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2012/12/29 15:27

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