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イタリア・イタリア人に対する日本人のイメージは間違っている
ということをうだうだと何度もいっていた感じ。期待が大きかっただけに表紙抜け。でも多分買って読み直すと思う。
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イタリアに関する本で、こんなに堅くて真面目な本は初めて読んだ。
イタリアの見方が変わる。
しかしこの本は今となっては10年前のもの。
イタリアも、例えば自分の経験からいえば、フィレンツェ近郊のスーパーが遅くまで営業していたりして、また働き方も多様になっているのかもしれない。
第三章が一番おもしろかった。
2007年12月25日読了
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イタリア文化をしるのにとても参考になる本。というか筆者がここまでの日本語を使いこなす事実に驚く。やっぱ頭いい人は違う。
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図書室で借りました。
ステレオタイプな考えも面白いですが、本当のイタリア人を知りたかったので。
作者はイタリアの方です。
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前半は微妙なうんちくで、同じ事を何回も繰り返し言う文章に結構飽き飽きしてしまうのだが。
後半はイタリアのシステムや精神性などに触れられていてそこそこ面白かった。
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日本人のイタリアに対する憧憬と侮蔑。
そのステレオタイプなイメージを真のイタリアに近づけるために、イタリア人の著者が書いた、日本人向けイタリア入門書?
言っている事は「イタリアは国家ではなく個人の集まりだ」という事。(だと解釈しました)
でも、グローバル化の動きは止めれないらしく、イタリア国内にも営業時間を延ばす風潮は出てきているみたい。
営業時間とかもお国柄というか、地域性が出ていて面白いから、便利さよりも貴重だと思うのですがね。
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偏った意見にならないよう注意しながら書いたのか、少々まどろっこしい表現も多いですが、それだけに公平な感じはします(^_^)
「日本人のイタリア観」と「イタリアの多様性」が主なテーマでしょうか。ステレオタイプではないイタリアを知りたい方に。
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イタリア的考え方よりも日本人のためのイタリア入門についてかかれている。イタリア人はどのように考えているのかについて記載されているのかと想像していた。しかし、この本から学ぶこともあった。一部気になる点は、教科書の検閲についてである。なぜ強い表現で否定的なのか不自然に思えた。これもイタリア的考え方の一端なのだろう。
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日本語がすこし硬いのですらすら進むまで時間がかかるけど、自分の中にある日本的な考え方に目を向けることができる一冊。
個人的には旅行の件が印象に残っている。
休養のための、その場の雰囲気を味わう旅行、という新たな視点を得られたことが有益だった。
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出たしの日本人はかつてイタリア人を莫迦にしていた、で衝撃を受けた。なんだかとてもショックで、そんなことないでしょ? と色々考えながら読み進めました。
単に距離的な理由からよく知らない国だったという、解釈だと最終的には行き着きましたが、イタリア人の作者がそう感じていたのは日本人としても、イタリア好きを公言する身としては悔しいの一言です。
内容としても卑屈だったり、皮肉だったり、くどかったりと読み進めにくい一冊。再読はないでしょう……。
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著者は、文化人類学者の山口昌男のもとで学んだジャパノロジストです。本書は、日本人の間で広まっている、ステレオタイプのイタリア像の誤りを指摘するとともに、そうしたステレオタイプを求めてしまう日本人の文化理解の問題点にまで踏み込んで考察をおこなっています。
「陽気でオシャレ、だけどいい加減」という、イタリア人につきまとうステレオタイプは、「ヨーロッパの中のオリエント」という幻想の地理学に由来します。日本は近代に入って、ヨーロッパの思想や学問、政治制度を学ぶ中で、イタリアという国家についての上のような理解を受け入れました。
しかし著者は、現代における日本人のイタリア像に、自文化を単一のものとして理解する日本人自身のまなざしが反映していることを指摘します。多様なイタリアを、「陽気でオシャレ、だけどいい加減」というステレオタイプにまとめ上げているのは、自国の文化にとっての「他者」をイタリアに発見することで、自国の文化の同一性を確立するという政治的な力学が働いているというのが、著者の指摘する問題です。
本書後半では、イタリア人の生活の多様性を読者に紹介するとともに、そうした多様性を発見し承認するために私たちに求められるのは、北欧的な支配的な知性ではなく、南欧的な「弱い思想」だということが語られています。
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日本の文化を熟知したイタリア人が、日本人に向けて真のイタリアを紹介。 イタリアに限らず「イメージ=偏見」は他の国に対しても持っているもの。 「驚くほど本当のイタリアはイメージと違った」とまでは感じなかったが、やはり歴史・文明の深さによる国民性に関しては「なるほど」でした。