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国文科出の性か、読み終わって「これは自分は何者か探す、いわばアイデンティティの確立を暗喩する絵本」みたいに思ってしまってました。
森で一人迷子になったヘクターは自分が鳥だと主張するのですが、森にすむ鳥は飛べないペンギンを鳥とは認めず・・。泳ぎがうまいけれど、魚も魚ではないと言い・・。挙句の果ては日本なしで立って歩く人間の子どもでは・・と大論争になります。
そこへ出てきたカラスが彼が何者であるかを(ページにして丸々1ページ)解説し、ようやく議論は終盤へと向かうのでした。
ま、ここがちょっとばかし理屈っぽいと言えば理屈っぽくもあるのですが・・。
ただ、いま読み返してみて、ただ「自分探し」とひとくくりにしてももったいない気がしてきた。そこにいたるまで森の住人たちとのいろいろなやりとり、そこにこそこの絵本の主題がかくされているのでは・・・なんて、また小難しいことを考えてしまっているのでした。
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ペンギンのヘクターは動物園へ搬送される途中、
トラックから落ちてしまい、森へやってきました。
あおさぎやかも、うさぎやかめなどの動物と出会い、
ペンギンを見たことがない彼らから「君は何なんだい?」と聞かれました。
ヘクターは「ぼくは鳥だよ」と答えるのですが、飛べない鳥なんていないと、
みんな信じてくれません。
そのうちみんなが好き勝手なことを言い、
「ぼくはなんだろう?」自分自身を見失ってしまうヘクター、、、。
そして。
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えが、きれいです。
1ページめ(ぶんがあってから)
「トラックからおちてだいじょうぶかな?」
とおもいました。
19ページまではいじめてたけど20ページからやさしくなりました。