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おばあさんのねこになったねこ みんなのレビュー
- 岡本 一郎 (作), いもと ようこ (絵)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:金の星社
- 発行年月:1997.7
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絵本
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紙の本
読み手も聞き手も優しい気持ちになれる絵本
2008/11/15 02:53
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉手箱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
捨てられた子猫が誰にも拾われず、何年かして、『わるねこだん』の親分、『ブン』になってしまいますが、泥棒に入ろうとした家のおばあさんに、以前、飼っていた『シロ』という名前の猫と間違われ、そのまま、『シロ』のふりをすることになります。
おばあさんに見つからないように、紙袋の中に飛び込んだのですが、中身が小麦粉だったために、『シロ』になってしまう場面が、2歳の息子のお気に入りで、ページをめくる前から、息子は笑い始め、先に、「まあ、シロじゃないの。よく かえって きて くれたねえ!」と言ってしまう程です。
『シロ』以外にも、猫がいたことがわかり、『ブン』は、次々と、自分の子分の猫たちを呼び、おばあさんの望みを叶えますが、『クロ』だけが間に合わず、『ブン』が『シロ』と『クロ』の二役をすることになります。
『シロ』になるときには、小麦粉の紙袋の中へ、『クロ』になるときには、暖炉の中へ飛び込んで、変身していましたが、ある日、暖炉の中にまだ、火が残っていて、『ブン』が悲鳴をあげ、おばあさんが慌てて、頭から水をかけ、『ブン』の正体がばれてしまいます。
それでも、自分を喜ばせようと、お芝居をしていたことを知り、おばあさんは温かく受け入れます。そして、猫たちも、おばあさんの猫になることを決めます。
今まで、泥棒だった『ブン』が、おばあさんを喜ばせたいがために、二役までして、おばあさんのそばにいる姿がかわいらしいです。まさに、愛ですね。
息子も、「もう『シロ』とか『クロ』にならなくても いいね!」と笑顔で言っていました。
読み手も聞き手と共に、とても温かい気持ちになれるお話です。
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