紙の本
こわいぞ。マークス寿子。
2001/02/28 15:48
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投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
手厳しい日本(日本人)批判の本である。若者はもちろん、母親、有権者などが特に槍玉にあげられている。
なぜこの本が日本でベストセラーになったのだろう。やっぱり日本人って変わってるかもと思った。しかもどこからもしっかりした反撃の声があがってるようにも思えない。…うう。こんなにいわれて悔しくないのか、日本人よ!?
もちろんこの本の指摘は正しい。ブランドものを買いあさる日本人、たばこから競馬までこなす若い女性、冷凍食品で食卓をにぎわす主婦、相変わらずの政治腐敗と無力な有権者、読んでて悲しくなるほどである。こりゃ反撃の余地ないかも…。
ああ何でこんな国にうまれちまったんだろう。誰か日本を擁護する本を出してくれないものだろうか。
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戦前の日本に生まれ育ち、イギリス人と結婚して渡英した著者(後に離婚されたようだが)が、日本人はこんなにダメだ、それに比べてイギリス人は・・・というテーマで著された本である。
オスマン・サンコン氏やアグネス・チャン女史、ダニエル・カール氏や最近ではゾマホン・ルフィン氏など、日本で活躍される外タレと呼ばれる方々を筆頭に、よく見かけるテーマだ。このテの外国文化と日本の文化の違いを書いた本が好きで、ついついどれもこれもと読み漁ってしまう。
だが、ハッキリ言ってこの本はいただけない。酷い。酷すぎる。所々に共感できる箇所もあるものの、あまりにも勘違いしすぎとしか言いようがない内容に少々腹が立ってしまった。
また、前後で話が矛盾している。しすぎている。著者は一冊の本を書きながら、自分の言ってることが矛盾しまくっている事に気付かなかったのだろうか。
読後、ちょっと気になった記述。
* * *
「弟におもちゃをやる」「弟におもちゃをあげる」もしくは
「猫に餌をやる」「猫に餌をあげる」
* * *
私はこれまで、当たり前のように後者を使ってきた。しかし、「あげる」というのは高い所へ物を持っていくことからきている言葉で、同等の人もしくは目上に人にモノをあげるときに使う言葉、つまり弟や猫には前者を用いるのが正式な日本語とのこと。著者は、最近の日本語は乱れて「やる」も「あげる」も使い分けられない若者が多い、と嘆く。
でも、猫はともかく弟に「やる」ってのもなあ・・・。響きとしてどうだろう。随分乱暴に感じる。私的には弟ももちろん、猫だって目下扱いしたくはないと思うが。「日本語の乱れ」ではなくて「日本語の変化」として、変わってきてもいい言葉ってあるんじゃないかな。
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図書館で借りた。
イギリス人の生活と日本人の生活を比べて
日本の不自然な点、非合理な点を挙げている。
確かにその通り、と思える指摘も多いが、
著者の主観がひたすら書かれているため、読むのが辛くなることもあった。
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あまりに英国の自慢と日本人の批判ばかりで、イライラして途中から読むのをやめてしまった。もっとこうしたほうがいいというようなていげんてきな内容ならよかった。
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日本人に対する考え方の1つ。少々偏見が多いような気がするが、当てはまると思う部分も多い。昨今の男性と女性にたいする批判が主
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四半世紀前の日本はこんな感じだったな…、と思いながら読みました。
いろいろなことをこれだけ批判的に見れるのはすごいなとも思うけど、近くにいたら話を聞くのはしんどい…と思います。