紙の本
みんなむなしいんだ。
2001/03/21 21:52
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
むなしい、と感じたことのない人はいないだろう。私もときどきおそわれる。あのときの何とも言えないいやな気分。できれば味わいたくない。
結局むなしさというのは「人間そのものへの問い」なのだ。なぜ生きるのか、どこへ行くのか…。その答えは容易には見つからない。でもこの本にはいくつかの道しるべのようなものがある。
むなしさ克服の道は自己中心の人生観ではなく、「人生中心」「意味中心」だという。つまり自分はこの人生で何をすることを求められているのか、自分を必要としている人はいるのか、その人のために何が出来るか、を考えることが大切なのだと説く。
むなしさは誰もが持っている発作のようなものだと私は思う。完全な克服は無理かもしれないが、多少なりとも答えを見つけたいと思うなら、読んで損はない。
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ブログの方でレビューさせて頂きました。
http://www.mypress.jp/v2_writers/rihito/story/?story_id=1392244
(06/4/24)
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生きる意味もわからなくなり、不安や疑問でいっぱいになる。では、何故、そのような状態になるのか。心の過労過剰から、鬱になっている場合も考えられるが、やはり、現代の象徴である、物や情報の飽和によって、無限の欲望が生じ、必然的に絶えざる欠乏間に襲われるのだろうと思われる。アダルトチルドレンの人々は、何かに依存しなくては生きていくのが辛く、その依存していた、仕事や育児などが無くなった時にも、言いようのない焦燥感やむなしさに襲われる。では、いったい、このむなしさには解決策はあるのだろうか。
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クラスの男子が図書館から借りてて、空いた時間でちょっと読ませてもらった本。ルーズソックスやポケベルが流行った時代のものです。私はこの人とは考え方が合わないなあ、と思った。もう一歩深いところでの考え方が読みたかったかな。数値や社会現象から導き出す心理学にしてはちょっと決め付けすぎたり浅すぎたりするんじゃないかなと勝手にだけど考えたりして。
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生きてるだけで儲けもん、って思うといい。
そして人生の一瞬一瞬に意味があり、仕事には価値があるって考えるとよい。
ランチメイト症候群というのがあって、ランチ時に一人になると友達がいないって不安になるらしい。おいおいアホか。私なんて一人の方が気楽だし、いつもランチ時は読書時間だから誰かに付きまとわれる方が嫌なのに。
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人生の生きる意味を考えたことがある人なら、この本は心に響くと思う。人生からの問いをどう答えていくか。
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[ 内容 ]
豊かさのなかで、ふと感じてしまう空虚感や無力感はなぜ。
「生きる意味」を実感できるためには、どうすればよいのか。
[ 目次 ]
むなしさの現状
むなしさの時代
むなしさと心の病理
むなしさからの出発
むなしさを越える心理学(フランクル心理学で「生きる意味」を感じる トランスパーソナル心理学で「宇宙の中の自分」を感じる)
「いのち」に目覚める
悩めるあなたが世界を救う?-支えあいのネットワーク
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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生きる意味が見いだせないことから生じるむなしさについて書かれた本書。
生きる意味は見出すものではなく、人生の方から提示される形をとり、
なすべきことをこなすことで初めて実感できるというフランクルの心理学に沿って説明することができる。
後半の心理と宇宙についてはあまりよく理解できなかった。
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最初のむなしさの原因については
はぁ~なるほどね~って感じだったんですけど、
後半は宗教やオカルト色がちょっと強めで正直ついていけなかった。
宗教と心理学は紙一重なのかな。
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むなしさ 1980年から始まる?
自分は何のために生きていくのだろう
フランクル「自分の幸福の追求」
⇔内田樹 究極の利己的にあれ
わかることに答えられる必要はない
頭で理解できることではない
自分の意識のもちよう
自分の考えだから変わっていく
共依存、日本人の5人に一人がうつ
自殺率→母親になった段階で減少する
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自分の生きる意味は何なのか。この問いに答えが見つけられず、むなしさを感じている人が増えていることに対しての本。
家事などの時間が減り、それだけ心について考えるゆとりが増えたともいえるだろう。
幸福を得ても、なお追い求めてしまうから、筆者の言うとおり、満足できるだけの「生きる意味」は見つけられないものなんだと思う。
そこに、発想の転換。
自分がここに存在しているのは何かしらの必然で、やるべきことは最初からある。自分を必要としている人はいる。それだけで、頑張れるのではないか。
フランクルの心理学、トランスパーソナル心理学にこのあたりからつながっていく。
人間の普遍的な問いに、わかりやすく答えている本だと思う。
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私自身が典型的な「幸福のパラドックス」にはまっている人間なのだということが、よくわかった。何か足りない、何か面白いことないかな、もっと、もっと、もっと…果てしない欲求が、むなしさや満たされなさを作り出し、幸福を求めるものは永遠に幸福になれないんだって。それが納得がいっただけでも、読んで良かった。システムがわかると、自分が辛くなった時に自分のことを分析出来るはず。もっと若い時に色々知っておけばよかったなんて言っても仕方ないので、いつからでも勉強勉強!
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諸富さんはもういいかな…と思いながらも、図書館で目についたので借りてみました。
裏表紙の諸富さんの写真が若い!ということで、少し前の本です。
諸冨節はまだ控えめで、割りと一般的なことが書いてあるように感じました。
読みやすくて良かったです。
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満たされなさとはどこから来るのかどう受け止めていくのか、そんな本かなあと思っていたけれど、テーマはさらに掘り下げ、生きる意味とは、如何に生きるか、禅問答のようなところに突き進む。というか全体を通してそのようなテーマであった。著者の到達した悟りともいえるようなこたえ。というか、十年もの歳月は、ひとつのことを思い悩むには長い。末に辿り着いたのだからやはり悟りなのだろう。。フランクルの人生の方から貴方に意味を問いかけてくる、それ(答え)はすでに貴方の中にあったというのも、なるほど腑に落ちる。なにやら哲学的な感じでありました。スっとした。
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別にこれといって不幸の原因があるわけではないけれど、どうにも倦怠感があって生きるのが虚しい。それはどうしてか?
という内容です。完全に古い本ですが、普遍的な内容です。