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ご本人は、ただカッコイイ女主人公を書こうと思ったと仰るだけあって、ヒロインがとても凛々しい。そのヒロインに釣り合うだけ、対をなす男も…またかっこいい。ヒト対ヒトの関係でしか生きてはいかれないが、その織り成す模様はあまりに多様で苦しいこともある。ひりつくような恋愛小説。
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学生時代の二人に、懐かしのコバルト文庫『追いかけてはいけない』を思い出した。改めて読んでみるとかなり図子さんはゲイ率高い。
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数年ぶりに再開したかつての恋人が紹介してきたアルバイトは、コンピュータ内の少年プログラムに教育するというものだった。戸惑いつつもそれを受け入れる教師那多。人工知能・陰謀・殺人・性愛・教育・さらに入り組む愛の多角形。若干散漫な印象。
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人工知能の省吾と新免はどこまで人格がリンクしてるのだろう。犬飼と那多、犬飼と新免、それぞれの愛の形がとても不思議で哀しかった。
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うーん、そうくるか。
ラストで驚かなかった試しがないやあ
この人の話は。
犬飼は割と臆病なところがあるのかな。
那多を試しているみたい。
彼にとっては那多も新免もそれぞれに
特別な存在なんだろう。
ただ、新免という可能性に費やすパワーの
方が大きくて、その結果那多に迷惑をかける。
ちなみに自分は何してもいいけど、
那多には許さない。
…最低だなあ(笑)
でも、めちゃくちゃだけど、なんか素で男!
っていう生き物として人生を全うしてるあたり、
那多はじめ多くの女性がひっかかるのでは
ないだろうか。
最後の告白の部分とかずるい。
だめ男に変わりはないけど。
そして、新免は、自ら那多の願いを
叶えたのだと思う。
あれは、人工知能のプログラムのせい
なんかじゃなかったと思う。
問題の答えを出したのが、新免自身だったと
しても人工知能の「勉強」の成果だったとしても、
最後に結論を出したのは新免だと思うんだ。
だって、そうじゃなきゃ怖すぎる。