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SP、潜水士、不発弾処理係、消防士、人のために危険に立ち向かう異なる四つの職業を題材にした短編集。
主人公の抱える悩み、事件(発生から顛末まで)、職業意識の高さ等々を盛り込んでキッチリまとめあげる筆力の高さはさすが。
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長編だと思って図書館から借りてきたので、オムニバスだったのでややがっかりしました。
あと、表紙に力の抜ける誤植を見つけてしまいました。(笑)
仕事に命をかける男と、彼を取り巻く人間達の恋模様。
一言で言うならそんなお話なのですが、なぜ「すぐ恋愛もってってくだらな」ってならないんだろうな。
この人の話は。
やはりそこにあるリアルな描写と登場人物の真摯な態度によるのではないかと思うのですが。
そしてまた、必ず読後感が良いのですよね。
不倫とかどろどろしていても、読み終わったあとには
それでもどこかに救いがある、という状況なので、嫌な気分にならない。
人間の強さと弱さが描かれていると思います。
毎度のことながら、この人はSPもなにもかも実際やってたんじゃないかと
思ってしまうほどのリアルな描写です。
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SP、海上保安庁特殊救難隊員、自衛隊不発弾処理隊、消防士。命を懸ける仕事に携わる男たちと、その妻、恋人との短編集。
どの仕事も仲間との信頼感、仕事に対する誇りがない限り続けてはいられない。すごい仕事だとは思うけれども、「今日は無事か、明日はどうなるか・・・」と思いながら待つ周囲の人間は大変。