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S&Mシリーズ第六弾
マジシャンの脱出はどうやって!?
じつはこの本は奇数の章だけ。
偶数はどこへ!?
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話の進み方がシンプル。話の内容と言うか設定は大袈裟だけど、登場人物が限られていて読んでいても犯人がそこから絞りこめるとこがミステリーモノとしてはつまらないかも。(とか言いつつも全然犯人わからなかったけど・・・)
やはり犀川と萌絵の関係ばかり追ってしまう。その点はシリーズを追うごとにほんっと良く書けている。真賀田四季の名前も久々に出たし、今後が楽しみ。やいのやいの言ってもクオリティは高い。結局のところ面白いです。
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魔法は現実には無いけれど、魔術に似た奇術を魅せることはできる。
それは一瞬の変化だったり、束の間の夢のような時間だったり。
長い長い人生をかけた、「日常」と云う名の「幻」だったり。
マジシャンがいっぱい、そしてマジックとしての「トリック」たち。
誰が犯人なのか、というよりは真の目的は何なのかが見えずに不気味。
凡人には理解しえない思考、共感できない思想。
しかし、だからこそ「天才」であるとも言える。
犯人が仕掛けた大がかりな「マジック」がもたらしたものは、果たして幸せだったのか?
あるいは、TVでにこやかに「手品」を見せているだけの日々が、幸せだったのか。
それを決めるのは、犯人自身。
この作品に登場する人物たち。
忘れてはいけない者が数名。
いつか再び、出逢うまで。
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S&Mシリーズ第六弾、
「したはずもない約束を何故かずっと信じていた。」
突拍子も無いキャラクターなのに、萌の台詞は時々酷く胸に響く。やはりこの作家はキャラクターの思考方向を書くのが上手い。
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読み終わったあとにびっくりしたよコレ。2,3秒で納得したけど。
これはミステリィではなく恋愛小説のような気もするけどなぁ(笑)。
夏のレプリカは読み中です。
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トリックもさることながら…。実際に人を動かすのは「想い」なんだなぁ…としみじみしてしまいました。最後のシーンはちょっとうっとりです。
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全く以って良くわかります。何かを得ることは、何かを失うことと必ずしも同意ならず。全て手に入れてしまえばいいのです。
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犀川先生奇人ぷりが。
日本語話してください。
だから、昇進できないんです。
ミステリ要素薄め。萌絵ちゃんが思い悩む恋愛小説だよ。
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友人から有意義な情報を頂いたので再読。あ、ほんとだ。いる。一番気になるのは「この時点でどこまで考えて書いてたんですか!?」ってことです。それは置いておくとして、やはり森博嗣はすごいなと思いました。頭の良い人だなと。でもって久々に萌絵ちゃんも犀川先生もとんでもなく不安定で危なっかしい人たちだったということを思い出しました。Gシリーズでは普通の人の顔してるから忘れてたよ。
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読むのに足掛け一週間くらい掛かった…orz(疲)
でもやっぱイイ。トリックの不思議も二人の関係もどきどきしちゃいました。
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後継者争いは、その遺族の遺産相続と同じく、気持ちが悪い。しかも手品の種を明かす、俺は知っています、みたいなのも、嫌い。手品とかマジックとかは純粋に楽しみたいものですね、俺なんて脳味噌足りないから、ホンのちょこっとの手品でもビックリ仰天で「すっげぇ!」って楽しめるのに頭の良い人は可哀相だなって思いました。
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「諸君が、一度でも私の名を叫べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」―自信に満ちたせりふと共にあらゆる状況からの脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻が、衆人環視の状況の中で殺害された。さらに、彼はなんと遺体となってまで、最後にして最大の奇跡を行う!?犀川・西之園師弟が明かす驚愕の真実。
こういうストーリーは好きです。
森先生の作品は、主人公達もすごいですが、犯人はもっとすごい。
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密室から脱出するマジシャンの話。
頭の中でチェスをする萌絵ちゃん・・・さらにルートを小数点以下百単位で覚えている萌絵ちゃん。
計算を電卓より早くしてしまう萌絵ちゃん・・・
ああ、理数の人って怖い!(笑
理数の人といえば、どうしても犀川先生より国枝さんなのだけど。
国枝さんは、女性で、桃子って可愛い名前で、でもショートで眼鏡を掛けていてそこらの男性より格好良くて知的で端的でああ、惚れる・・・!(笑
さらに喜多先生のおうちのお風呂には、アヒルとカエルの玩具が・・・みたい!(笑
犀川先生と萌絵を囲む周囲はどんどん変化して集まり、ついには警察にサークルまで作ってしまった!
(って、本当推理とは関係ないとこばっか目につくなー)
少し前から出てくる、萌絵の先輩である浜中くん、結構貧乏くじを引きまくりの彼。
浜中くんと犀川先生の会話も好きだ。
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S&Mシリーズ第6弾。
有名マジシャン・有里匠幻が、マジックの最中、衆人環視の中で、死亡した。犯人は誰?どうやって殺害した?
今回もまた、そんな現場に居合わせている犀川先生と萌絵。また懲りずに萌絵が危ないところに首をつっこんでいるのがお約束。
被害者が、マジシャンだけに、トリックはマジックにありがちでちょっと読めたけど、
怪しい登場人物があちこちに出てきて、犯人探しは読み手を翻弄、 実際には複雑に組まれていて面白かった。
この作品と、次の「夏のレプリカ」は同時期に起こった事件を扱っている、という設定なので
この作品の章立ては、奇数章だけで構成されているというところが、森さんらしいこだわりで面白い。
トリックにからみはない。探偵役は一度に二つの事件は扱えないということなのだろう。
本作で少し触れられている、萌絵の友人・簑沢杜萌については 「夏のレプリカ」の方で書かれている。
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加部谷恵美はこの巻が初登場!のS&M6! 夏のレプリカと交互に読みました(最後にその感想)。
というわけで、Gシリーズでは主人公並みの扱い、むしろ主人公の加部谷恵美初登場でした。自分はGシリーズから読み始めたのですが、絶対にこのときの彼女のほうが、当然子どもっぽいが賢そうに見える(笑)「ヨシコは世を忍ぶ仮の名前なんです」ww
この巻が初登場と思うと感慨深いものがあります。「G」のときとは本質はあまり変わっていないみたいだけど、このときのほうが賢くみえるのはなぜだろう(笑)
森先生はこのときから加部谷の再来と将来を決めていたのでしょうか?
未来の主人公については以上で、本来の主人公二人。
萌絵は、久しぶりに大学生らしい姿を見た気がする。話の舞台がN大がある市内だったからだろう。
犀川先生との夏祭りは微笑ましかった。だけど、どちらもその姿は卵の殻みたいなもので、本質をさらしているわけではないではないんだろうな……。
葬議場で警察のフリをしてマスコミ等を指揮する萌絵。その姿を写した写真を週刊誌で見て狂喜する院生たち。狂喜したって(笑)wwこの表現がステキでした。ノリの良い先輩たちを持って、萌絵は幸せだなぁ……w
あれ? 前作のあの大嘘で萌絵が嫌いになったはずなのに……?
犀川先生。
よっぽどあの外車が気に入ったんですね。即刻即決即断でした。
今回のw浜中先輩。
デートのために新しい服を買う貴方が最高ですww今回のMVPかも。
萌絵の謎解きに招待されて、警察の人々が来ている中自分だけが一介の大学院生。場違いにもほどがありますwそりゃあ驚きますよねw
ミステリとしては『クビキリサイクル』を読んでいるためか、入れ替わりにあまり驚きを感じなかった。意外性は高かったが。
マジックのタネが出てくる。これからテレビで箱抜けをを見るとき、見方が変わりそうだ。
交互に読んだ感想。
今回は奇数章と偶数章に分かれているということで交互に読んでみました。正直、どっちを読んでいたのかわからなくなりました。
時系列順になっていましたが、もし、一冊ずつ読んでいたらどうだったでしょうか。たぶん、交互に読むよりも軽薄な感じがしたかもしれない。裏を返せば交互に読んだことで濃厚に感じられたのでしょう。
『幻惑の〜』はさわやかな(殺人事件なのに?)な印象だった最後でしたが、『夏の〜』は落とされてそこから這い上がるような感じの悲しいラストでした。
やはり、萌絵は成長してるんだなぁと、大人になったんだなぁと思いました。
『夏の〜』での叔母の言葉「きっと自分ができなかったことをしてくれる」というのは何を指しているのでしょうか。