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ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 普及版 上 みんなのレビュー
- ヨースタイン・ゴルデル (著), 池田 香代子 (訳)
- 税込価格:1,100円(10pt)
- 出版社:日本放送出版協会
- 発行年月:1997.10
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紙の本
哲学って
2002/07/14 20:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:遙かの道より - この投稿者のレビュー一覧を見る
哲学とは何か? 答えにくい問いであるが、この本が明確に答えてくれる。「私って誰?」「私はどこから来た?」
煎じ詰めればこういうことである。
西欧哲学はその問いから始まり、ガリレオの地動説も、ニュートンの物理学もそこから生まれてきた。「哲学」も「科学」も「宗教」も、そこに根ざしており、これらはすべて絡み合っている。そんなことに目を開かされた本です。
紙の本
10年前、粋がって手を出して挫折した本よ、もう一度
2006/08/22 20:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
脅威の大ベストセラー。1995年に初版が発行された頃、私の周囲では、本書を読まない人間は人間にあらずと言った、偏見と無言の圧力が渦巻いていた。読んでも面白いと言わない人間は知的じゃないと言われかねないムードの中で、読んだ。何とか最後まで読み通したが、正直さっぱり面白いと思わなかった。「ちゃんと理解しなくては」とか「一字一句もらさず読まねば」と気張って読んだせいで、読み終わる頃にはヘロヘロ状態で、まさに「読まされた本」の典型的一冊だ。もったいないことをした。
今回は、いい具合に肩の力が抜けていた。やはり哲学は難しく、14歳のソフィーの半分も理解していないと思うが、物語を楽しめたので、それはそれでOKなのだ。「ソフィーの世界」は哲学の入門書と言うだけでなく、あっと驚くファンタジーだが、その仕掛けについて全く記憶がなかった自分に驚き、呆れる。「哲学、哲学、理解しなくちゃ」という想いでいかに頭が一杯だったか……
本書は、世間の盛り上がりに押されて手に取ってみたものの途中で挫折したという方が、沢山いると思う。普及版は上下巻ソフトカバーなので、通勤通学のお伴に軽い気持ちで読んでみると、意外な面白さを発見できるかもしれない。
残念なのは、初めはとても能動的な主人公ソフィーが、物語が進むにつれ受動的になってしまい、最後の方は単なる「うなずき人形」になってしまうところだ。ついでに、ソフィーを哲学の世界に導くアルベルトは紫の上を育てる光源氏みたいで、嫌味な男だ。という部分だけは、10年前も全く同じ感想を抱いた覚えがある。
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