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「毎日が死への準備」「死ぬことは決して終わりではない、それはむしろ始まり」「死ぬことによって神と一緒にいられるようになる」「自分の知っている、すでに亡くなってしまった人すべてに会うことができる」「家族や友人たちが、私たちを待っている」
「神の愛の宣教者会」へと導かれた、死を迎えることに対し恐怖を抱いていた人たちがそのような精神を知ることでどれだけ救われたことだろうか。
私も将来の職業上、このような死生観を持っていることは非常に大事だと思った。
「看護」の在り方についてもよく考えさせられた本だった。私が実践する「看護」はいつも「愛」の溢れるものでありたい。
この本を読んでマザー・テレサのことをもっと知りたくなったため、今度また別に彼女に関する本を読もうと思う。
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今の自分には途方もない話。
果たして、マザーテレサの行った仕事が神の愛なのか。
それともマザーテレサは神の意志に沿ったのみで、
それを人類不変の偉業と名付けられているだけなのか。
現時点では後者の立場に近い。
しかし有無を言わさす、憧れを抱く。
弱者に寄り添い、困難にもめげず、その視点は常に他者に向いている。
世界中の人間がマザーテレサの仕事を真似なくても良いが、
仕事や人、お金への考え方は大いに見習うべきだと思う。
以下、引用。
神の摂理を心から信じると、真の自由が得られます。今を生きようとしており、計画を立てる責任はありますが、明日を憂うことはありません。一年も先のこと、計画するようなことはありません。
祈れば赤ちゃんは助かるかもしれない。しかし後にそれは間違った祈りだと分かりました。正しい祈りとは、私たちに対するいかなる神の意図をも、受け入れる力。
信仰というものはどんどん育ち、成熟していく。
自己を知った人には深いところで、少なくとも自分自身の罪深さへの気づきがある。
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2013年62冊目。
「あなたの中のカルカッタを見つけなさい。」
必ずしもインドに来ることが必要なのではなく、
身近なところから自分が奉仕できる対象を見つけなさいというメッセージ。
そして、必ずしも事を大きく進める必要はなく、
「個人に対する愛」から全て始まるという。
清貧の精神などは真似できそうもないが、
一人ひとりに「望まれて生まれてきた必要な人」として接する姿勢は感銘を受ける。
マザーに関する他の本も読んでみたいです。