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この本はたぶん子どもの頃一度読んでいるが、内容はすっかり忘れていた。童話館から再版されて、もう一度読む機会を得るとは思わなかった。
のどか森の動物会議とあるけど、動物会議は始まりに過ぎなくて、のどか森の木を切ろうとしたかわず村の人々と森の生き物たちとの闘いみたいな話だ。ちなみに、原題はなんだろうと見てみたら『ヤコブス(メインキャラクターのカラス)は決して満足しなかった』みたいな感じらしい。ドイツ語?検索した。文明の利器に感謝。ヤコブスは人間の言葉がわかり、話せる(⁈)通訳的存在でもある。森の村長的な存在としては、根っこのピーターという小人。さすがメルヘンの国。
最後、和解して提案されたのがのどか森改め「百万長者の森」村人が二度と欲を張らぬように、名前に残しておくというもの。いわば加害の歴史。こういうところに、戦後のドイツの姿勢が窺える。
ところでこの作品には本当に多くの生き物が登場し、そのほとんどに名前がついてるから、記憶力に自信のない人は、メモしながら読んだ方がいいかもしれない。
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その昔アニメで見たのが印象に強く残っており、本を見付けた時は嬉しかったですね。。お金に目がくらんで森の木を切り倒そうとする村人たちに抗議する森の動物たちという痛快なストーリーもしっかり覚えていました。所謂環境保護などを訴えているお話ですが説教臭くなく、煙突を詰まらせるなどの動物たちの抗議行動が面白く描かれています。アニメでは森やすじの愛らしいキャラクターでしたが、K・グロースによる挿絵のユーモラスさもいいですね。
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これも小学校の頃好きだった本。
アニメ化されていたのを見た記憶がある。
どちらかといえば本よりもアニメのほうが印象が強い。
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1975年当時、小学生だった私が大好きだったこの本を つい先日姪っ子の本棚で発見。
勿論復刊版だけど、表紙や独特の挿絵を見ると その頃のワクワク感が蘇ってきた。借りて帰って再読…
お金に目が眩んだ村人達が動物達が暮らす大切な森の木を切り倒してしまう…
対抗する動物達は それぞれの特性を活かしたなんともユーモラスな手段で村人達を懲らしめてゆく…
自然破壊、自然や生物、森との共存と言ったテーマが描かれています。
今もなお全く変わらない大切なメッセージ、いや今だからこそ多くの子供たちに読んでもらいたいと思います。
37年前は「最優秀児童図書」に指定されてました。
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ほんとに痛快!
SDG'sや環境についての調べ学習用の本を希望されるけど、まずこの本を読んでほしいなあ。
小学生の必読書だと思います。
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大変だ。人間どもが木を伐りにやってきた。のどか森の動物たちは、作戦会議を開いた。スローガンは、「のどか森から手を引け」!
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部 より)