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紙の本
更なる修羅の道
2001/11/04 10:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YASU - この投稿者のレビュー一覧を見る
『桜と龍』の続編。背中に死んでいった者達の墓標を刻み、暗殺者として修羅の道を進む龍二。そんなある日、彼は父親が町の助役を殺したという新聞記事を目にする。その事件に呼応する様に仕事の依頼が舞い込み、龍二は再び故郷を訪れることになる。自分は一体何をしたいのか、何を知りたいのか。自分の内に流れるものを探っていくうちに、またしても彼は更に複雑さを増した権力抗争の渦に巻き込まれていく。
前作以上の迫力である。特に前作より八年を経た主人公・龍二自身の迫力が格段に増している。その分、権力に群がる連中らの汚さも極限に達した感じで、もうなんでもいいから全部きれいさっぱりやっつけちゃってくれと思ってしまう程である。
龍二自身は救われない存在だが、その龍二なくしては救い様のない物語であるのも確かだ。
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