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イッセー尾形のナマ本 イッセー尾形の都市生活カタログ 巻1 深夜生活編 みんなのレビュー
- イッセー尾形 (著), 森田 雄三 (著)
- 税込価格:482円(4pt)
- 出版社:小学館
- 発行年月:1998.1
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文庫
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紙の本
イッセー尾形の一人芝居を戯曲でどうぞ!
2000/09/12 22:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イッセー尾形の一人芝居の原点「バーテン」の戯曲。
所々にイッセー尾形のしぶいイラストが置かれて、「小説版バーテン/山村留学編」も含まれていてなかなかおもしろい。
糸井重里のあとがき「イッセーらについて」も味がある。
「イッセー尾形の一人芝居を戯曲で読んで、何が楽しいんだ!?」と言われるかもしれないけれど、「あっと言うまに読めてしまって、もったいない気」はしたが、「損をした」気には全くならなかった。
私は、イッセー尾形についてとやかくエラソーな事は言えない。
彼の一人芝居を未だかつて観たことがないからだ。
ただ、2000年10月に行われるイッセー尾形の一人芝居のチケットを手に入れたので、下調べのつもりで本書を読んでみた。
彼を間近に見る以前なので、「バーテン」のイメージを自分なりに頭の中で作り上げることができたような気がした。
おもしろい。ゲラゲラ笑うおもしろさではないけれど、読みながら何度も口の端があがり、鼻から「フンッ」と息が出た。
売れる理由は、演じる人以上に戯曲の良悪しにかかってくるもののように思った。
イッセー尾形の一人芝居をすでにご覧になったことのある方なら、本書を読むときに、目に見えない分、無理やりにでも「バーテン」を近所のおじさんに演じさせてみたり、一声も発しない「ウェイターのジュン」を喫茶店で見かける茶髪の男の子に演じさせてみたり、あるいは「ホステスのみっちゃん」を隣に住んではいるが挨拶する程度の付き合いで、年は結構いっているみたいだけど独身の女性、に演じさせてみるなどするのもおもしろいかもしれない。
戯曲を楽しむのもいいものだ。
シェークスピアも読んでやろう…と思った。
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