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最初に好きになったセ・リーグチームがヤクルトだった。当時の野村監督の考え方が十分に網羅されている。「チームは組織であり、中心のない組織は機能しない」という考え方に納得。また、その中心が開幕当初いない97年のシーズンで見事古田を一年かけて中心に仕立て優勝したのは、彼にしか出来ない偉業だったと思う。最近出た「野村ノート」と比べて、根本にある彼の野球に対する考え方が全く変わってなかった。
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やる夫で学ぶ野村克也が面白かったので借りて読んでみた。
日本初のGMであるFC岐阜の今西さんは、何度も「一流のサッカー選手である前に、一流の社会人であれ」「サッカーバカにはなるな」「現役を引退してからのほうが人生は長い。そのために、現役時から社会の一般常識を身につけることが大切だ」と言っていたそうですが、ノムさんもまったく同じ事を言ってて面白かった。
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1997年、ヤクルトが日本一になったんでしたっけ。
今となっては遠い記憶である。私はと言えば、新しい学校に異動して苦労していた頃でしょうか。
野村監督というのは、実に面白いキャラである。彼の本を読んでいると、それはどうもご本人の計算どおりということになるのだが、実際のところどうなんでしょう。印象としては、本人が一生懸命計算したにもかかわらず、計算とは違ったところで結果が出てしまう、といったタイプに見えるのですが。
いわゆる、結果オーライ?(笑)
ヤクルト時代の著書は、うまくいった直後の書いているので、妙に説得力があるというか、本人のも実に雄弁です。同じチームのコーチや選手を、縦横微塵に切り刻んでいます。ま、誰も文句言えないし。
でも、今なら、どうでしょうねえ。ちょっとトーンも違わざるを得ないでしょう。
その当たり、勝負は水物なので、やむを得ません。
どちらにしても、野村流組織論が学べるよい本です。多分、野球以外にも、組織の上に立つ者であれば、参考になるところがたくさんあるはずです。